スポーツジムでマスクが苦しいときはどうすればいい?

多くのスポーツジムではコロナの感染対策として、マスクの着用が義務付けられています。スポーツジムに通っている方で、マスクが苦しいと悩んでいる方は多いのではないでしょうか?また、これからスポーツジムを利用しようと考えている方で「マスクをしながら運動するのはちょっと…」と考えている方もいるかもしれません。

マスクをしながら運動すると苦しいのは当然です。スポーツジムでは必ずマスクをしなければいけないのでしょうか?

今回はスポーツジムにおけるマスク着用のガイドラインやマスク着用によるリスクについて紹介いたします。

マスク着用のガイドラインはスポーツジムごとに異なる

マスク着用のガイドラインはスポーツジムごとに異なります。すべてのスポーツジムで
必ずしもマスクを着用しなくてはいけないというわけではありません。

これからスポーツジムを利用するという方は、マスク着用のガイドラインについて確認をしてから入会することをおすすめします。

フェイスガードが認められているジムも

マスクを着用しながら運動するのは苦しいという理由から、フェイスガードの着用が認められているスポーツジムもあります。フェイスガードであれば、口を覆うわけではないのでマスクほどの息苦しさはありません。

マスクの息苦しさが気になるという方は、フェイスガードの使用が可能なスポーツジムの利用をおすすめします。しかし、現在はフェイスガードの着用が可能なスポーツジムはそれほど多くありません。身近なスポーツジムにはない可能性もあります。

マスク着用は法律上の義務ではない

マスク着用は法律で義務付けられてはいません。あくまでもスポーツジムが独自に定めているルールです。しかし、厚生労働省は「距離が確保でき、会話をほとんど行わない場合を除いて」屋内ではマスク着用を推奨しています。

スポーツジムもコロナ対策の一環として会話を控えたり、人同士の間隔を空けたりすることをお願いしている場合があります。そういった場合はマスクを着用しなかったとしても、新型コロナウイルスに感染するリスクは低いでしょう。

しかし、マスクを着用するかどうかは自己判断ではなく、スポーツジムのルールに準ずる必要がある点は理解しておきましょう。

コロナに感染するリスクが高くなる

スポーツジムでマスクを着用しないとコロナに感染するリスクが高くなります。具体的にどういった理由でコロナの感染リスクが高まるのでしょうか?

ここではコロナに感染するリスクが高まる理由について紹介いたします。

呼吸が激しくなる

運動中は普段よりも呼吸が激しくなります。多く息を吸い込むということは、空気中のウイルスも多く体に取り入れることになります。つまり、スポーツジムは一般的な屋内の施設と比べてコロナに感染するリスクが高いのです。

マスクをしないとウイルスの飛散を防止できないので、さらに感染リスクは高まります。運動中のマスクが苦しかったとしても、着用を義務付けているのにはこのような背景があるのです。

人同士の距離が近い場合がある

スポーツジムはトレーニング器具同士の間隔が近い場合があります。設備同士の間隔が近ければ、必然と人同士の距離も近くなります。人同士の距離が近くなりやすいのも、スポーツジムがコロナ感染のリスクが高い理由の1つです。

マスク以外のコロナ対策

スポーツジムはコロナ感染のリスクが高くなりやすいです。マスクをしたとしてもコロナ感染のリスクをゼロにはできません。この状況でスポーツジムを利用するのは怖いと考える人もいるでしょう。

スポーツジムはマスク以外にもコロナ対策を行っています。ここではマスク以外のコロナ対策について紹介いたします。

換気

スポーツジムでは常に空気が入れ替わるようになっています。コロナ渦になる前はそれほど意識していなかったスポーツジムも、今は徹底して換気を行っています。

器具使用後の消毒

トレーニング器具ごとに消毒液が備え付けられており、使った後には各々で消毒することを義務付けているスポーツジムが増えつつあります。常に清潔な状態でトレーニング器具を使用できるようになっています。

健康管理

スポーツジムに入る前に体温測定を行う、体調が悪いスタッフは出勤させないといった対策が行われています。

マスクをしながら運動するリスク

マスクをしながら運動するのは一般的になりつつあります。しかし、マスクをしながら運動するのは一定のリスクを伴います。リスクについて理解をしたうえで運動をしなくてはいけません。

熱中症などの可能性が高まる

マスクをしながら運動をすると熱中症になる可能性が高まります。人間は運動をして暖かくなった体を、冷えた空気を取り入れることで冷やしています。マスクをしていると冷えた空気を取り込むことができず、体を冷やせなくなってしまうのです。

そのため、どんどん体温が上がっていき、熱中症になるリスクが高まります。実際にマスクをしながらの運動で熱中症になったケースもあるので、運動する際は十分に注意をしなければいけません。

心肺機能に悪影響を及ぼす可能性がある

マスクを着用した状態で運動をすると、呼吸障害を引き起こす可能性があります。マスクを着用していると、普段と比べて呼吸がしづらくなり酸素が体に入らなくなってしまいます。心肺機能に大きな負担がかかり、問題を引き起こす可能性もあるので注意しなくてはいけません。

マスクトレーニングの効果は薄い

マスクを着用して心肺機能に負荷をかけた状態でトレーニングをすることで、心肺機能の向上などを期待できる場合があります。一流のアスリートたちはこのトレーニング方法を実践していることも多いのですが、必ずしも効果があるというわけではありません。

むしろトレーニング初心者がマスクトレーニングを行うと、酸素供給量が不足して心臓に負担がかかってしまいます。心臓病や狭心症につながる可能性もあるので、トレーニングの効果を高めるためにマスクを着用するのは避けてください。

マスクが苦しい人におすすめの対策

通っているスポーツジムではマスクを着用しなくてはいけないけれど、苦しいのをどうにかしたいと悩んでいる方もいるのではないでしょうか?ここではマスクが苦しい人におすすめの対策について紹介いたします。

スポーツマスクを利用する

スポーツマスクとは、普通のマスクと比べて通気性が良くなっているマスクのことです。スポーツをする人に合わせて作られているので、汗をかいたとしても蒸れることはありません。

苦しさが完全になくなりはしませんが、大きく楽になります。マスクが苦しいと感じている方は、スポーツマスクを試してみてください。

こまめに外して呼吸を整える

マスクをずっとつけたままトレーニングをするのではなく、こまめに外すようにしてください。マスクを少し外して呼吸を整えるだけでも、苦しさが大きく軽減されます。トレーニングが終わるまでずっとマスクをつけたままというのは、熱中症のリスクが高まり危険です。

マスクを外す際には人がいない場所を選ぶ必要がありますが、合間を見つけて呼吸を整えるようにしてください。

スポーツマスクで快適にスポーツジムを利用しよう!

いかがでしょうか?スポーツジムにおけるマスクについて紹介をしてきました。

マスクが苦しい方におすすめなのはスポーツマスクです。トレーニングがかなり快適になるので、まだ利用したことがないという方は試してみてください。

スポーツジムではいろんなコロナ感染対策を行っています。クラスター発生の頻度も減ってきているので、安心して利用できます。ぜひ、スポーツジムを利用して、健康的な体を目指してください。