トレーニング
2021.04.09
初動負荷トレーニングの効果とは?【イチローも実践】
もくじ
初動負荷トレーニングは筋トレ効果大?
元メジャーリーガーのイチロー選手が、現役時代に行っていた「初動負荷トレーニング」。このトレーニング方法は、スポーツのパフォーマンス向上に繋がる認知が広がっており、野球以外のスポーツにおいても導入され始めているのはご存知でしょうか?
初動負荷トレーニングは、重いバーベルを担いで大きな負荷を掛けるようなウエイトトレーニングではなく、各スポーツの動きに合わせて必要な筋肉を鍛えることができるトレーニング方法。筋肉の柔軟性アップも狙えます。
筋肉量を追求するのではなく、もともとある筋肉量でパフォーマンスを引き上げることができるため、有名アスリート選手を中心に注目を集めているトレーニング方法です。今回、初動負荷トレーニングの効果についてまとめてみたので、是非、本記事を参考にしてみてください。
初動負荷トレーニングとは?
初動負荷トレーニングとは、神経と筋肉の相互作用を高めることにフォーカスしたトレーニングで、各スポーツの動きに合わせて筋肉を鍛えることができます。従来のウエイトトレーニングだと、筋肉をつけるだけで各スポーツの動きにフィットしないこともあり、パフォーマンスを大きく下げる原因となってしまうことも。
しかし、初動負荷トレーニングを行えば、神経と筋肉の相互作用力を鍛えることができるため、各スポーツの動きに合わせて筋肉を身につけることが可能。柔軟な筋肉を身につけることができるため、ケガ防止にもなります。
初動負荷トレーニングの効果について解説
- 神経筋機能の促進
- 筋肉の柔軟性向上
- 血流や代謝の促進
- 関節可動域の拡大
- 関節や筋肉のストレス除去
初動負荷トレーニングの効果は上記の通りです。ボディービルダーのような大きな筋肉を身につけるトレーニングというよりかは、サッカーや野球、バスケットボールなどの俊敏性が求められるようなスポーツに効果的な筋トレ方法です。
初動負荷トレーニングをしっかり行えば、ケガで選手生命が絶たれるリスクも最小限に抑えることができます。また、日頃から運動不足という方にとっては、バーベル等を用いた大きな負荷を掛けたトレーニングは難しいもの。
これから少しずつ運動をしていきたいという方にとっては、トレーニングが長続きするきっかけを与えてくれる効果も期待できるでしょう。
初動負荷トレーニングのメリットとデメリット
メリット
- 怪我防止に繋がるトレーニングが可能
- スポーツのパフォーマンス向上が狙えるトレーニング
初動負荷トレーニングのメリットとデメリットは上記の通りです。下記より、詳しく解説していきます。
怪我防止に繋がるトレーニングが可能
初動負荷トレーニングは、プッシュアップするような動きをするトレーニング内容ではありません。関節の可動域を広げながら、柔らかい筋肉へと促進していくマシンを使用するため、柔軟性に長けた筋肉を身につけることができます。
アスリート選手であれば、故障予防にも繋げることができるトレーニングです。45歳という年齢でメジャーリーグで野球をしていたイチロー選手は、渡米前から試合前に初動負荷トレーニングを行っていました。
現役中は大きな怪我に悩まされることなく、引退後も軽やかな動きができている理由は、日頃の初動負荷トレーニングによる成果と言ってよいでしょう。
スポーツのパフォーマンス向上が狙えるトレーニング
初動負荷トレーニングを通して、あらゆるスポーツのパフォーマンスが向上します。競技種目の動きに合わせたトレーニングができるため、競技に使える筋肉を身につけることが可能。多くのスポーツ選手は、筋力を身につけるためにウエイトトレーニングで筋肉を身につけますが、競技に使える筋肉へと変換していくのに時間が掛かってしまうものです。
しかし、初動負荷トレーニングであれば、各スポーツのパフォーマンス向上に直結するように筋トレができるため、効率が良いトレーニング方法でしょう。
デメリット
- 「パワー」を追求したトレーニングではない
- 初動負荷トレーニングができる施設が全国的に少ない
初動負荷トレーニングにはメリットだけでなく、デメリットも存在します。デメリットについてまとめてみました。
「パワー」を追求したトレーニングではない
初動負荷トレーニングのデメリットは、ボディービルダーのようなパワーにフォーカスしたトレーニングではないため、筋肉量を増やすには不適切なトレーニング方法です。スポーツで使える動ける筋肉の前に、筋肉量を増やしたいという場合であれば、従来のウエイトトレーニングなどを行う方がよいでしょう。
初動負荷トレーニングができる施設が全国的に少ない
初動負荷トレーニングができる施設は、全国的に見てもかなり限られています。そのため、都心部にお住まいの方は初動負荷トレーニングを実践できる可能性は高くなりますが、地方にお住まいの方は、トレーニングを経験することができないといったことも考えられます。初動負荷トレーニングが、全国規模で普及しきっていないのがデメリットでしょう。
初動負荷トレーニングはどんな方におすすめ?
- スポーツのパフォーマンス向上を狙いたい
- 柔軟な筋力を身につけたい
- 運動不足を解消したい
- リハビリ
初動負荷トレーニングは、基本的に球技などのスポーツをしている方にはおすすめです。柔軟な筋力を身につけることで、怪我防止に繋がるだけでなく、パフォーマンス向上も狙うことができます。運動不足と感じられている方や、リハビリとして運動をしたいという方にとっても初動負荷トレーニングはおすすめです。
まとめ
初動負荷トレーニングは、負荷を掛けるようなウエイトトレーニングではなく、身体の柔軟性を極めることに特化したトレーニング方法です。神経と筋肉の相互作用を高められるため、各スポーツの動きに合わせて筋肉を鍛えることができます。
怪我の防止や柔軟な筋力を身につけることができるため、スポーツ選手にとってはおすすめのトレーニング方法と言ってよいでしょう。また、運動不足と感じられている方やリハビリを開始したいという方にもおすすめです。
是非、本記事でご紹介した初動負荷トレーニングの効果やメリットとデメリットを参考に、筋トレに励んでみてください。