ジム比較
2020.10.02
スポーツジムを直営店で開業するには?
「スポーツジムを運営していきたい」
「フランチャイズではなくて直営店での開業をしたい」
スポーツジムで起業したい方にとっては、直営店かフランチャイズかで悩むのが、ほとんどだと思います。
中にはフランチャイズ形式ではなく、独自ブランドを立ち上げて、直営店での運営をしたいと考えている方も多いはずです。
今回、スポーツジムで起業を考えている方向けに直営店で運営していく流れや方法をお伝えしていきます。
スポーツジムの開業について【2パターン】
- フランチャイズ形式
- 直営店形式
スポーツジムの開業は、主に2パターンの形式があります。
どちらもメリットとデメリットが存在するので、開業する前にどちらのタイプが自分に合っているのかといったことを検討してみてください。
フランチャイズ形式
フランチャイズ形式とは、大手スポーツジムブランド名を借りて、店舗での運営をする形になります。
メリット
- 経営指導とノウハウを提供
- ジムでの就業経験がなくてもできる
- 店舗運営に専念できる
- 集客などのマーケティング戦略は本部が担う
- 低資金で開業できる
フランチャイズ(FC)での開業メリットは、運営本部から本格的な経営指導やノウハウを提供してもらえるといったところです。
スポーツジムで必要な設備関係や事務関係で必要な資金も、本部との交渉次第で折半などの形もできたりするため、低資金でスタートが可能。
集客・広報関係は本部が担っており、フランチャイズオーナーは店舗での運営に集中することができます。
デメリット
- 他の店舗で問題が発生すると、自分の店舗にも影響を受ける可能性も
- 本部の経営方針や指導に沿った運営を遵守しないといけない
フランチャイズのデメリットは、同じようにブランドを使用している店舗で問題が発生した際に、チェーン店にも会員解約などの影響があるということ。
また、本部の経営指導や、ノウハウに沿った運営をしないといけないため、自分自身のスポーツジムブランドを立ち上げたい方や、トレーニングメニューを組みたいと考えている方にとっては、デメリットとして挙げられます。
直営店形式
直営店のメリット
- 独自ブランドの確立
- 経営方針や運営方針などを自由に決定できる
- 現場の状況をいち早く察知してからの行動が早くなる
- 収益を拡大できる
- 知名度と売上が上がればフランチャイズ形式も可能
直営店のメリットは、経営方針や運営方針などを自由に決めることができるのがメリットと言えるでしょう。
また、現場の状況をいち早く察知すれば、すぐに戦略や方向性の転換といった意思決定も早くなります。
ロイヤルティー(登録料)などの費用も掛からないので、メリットは大きいです。
直営店のデメリット
- 店舗設立において多額の資金が必要
- ノウハウ無しのため、失敗のリスクが大きい
- 運営以外にもいろいろとしないといけないことが多数あり
店舗を設立していく上で、多額の資金が必要になります。
融資を借りる際も、厳しい審査を乗り越えないといけません。
また、経営していく上で、ノウハウ無しでのスタートとなるので、開業スタート時は苦労する方が多いです。
直営店でスポーツジムを開業するには
フランチャイズ形式ではなく、直営店でスポーツジムを開業していくには、大きな設備投資などは避けた方が無難でしょう。
大手スポーツジムができないサービス展開をしなければ、ジム業界で価値を見出せずに埋もれてしまう可能性も。
地に足のついた運営を考えることが重要です。
パーソナルジムがおすすめ
スポーツジムを直営店で開業していくのであれば、パーソナルジムがおすすめです。
パーソナルジムがおすすめである理由は、設備投資が比較的大きくかからないところと言っていいでしょう。
スタッフの雇用をしなくてもできたりするので、人件費などの費用もカットできます。
パーソナルジムで掛かる資金について
- 物件取得費(30万円×6ヵ月の場合):180万円
- 内装費(受付、看板、更衣室等):20~50万円
- 備品購入費(トレーニング機器等):100万円
運営する地域や借りるテナントなどによっても変わりますが、パーソナルジムを運営していく上で必要な資金は上記の通りです。
合計で300万円~330万円ほど考えておくといいかもしれません。
総合スポーツジムは難易度が高い
総合スポーツジム施設は、ジムを初めて開業する方だと難易度が高めです。
総合スポーツジム施設は、既にあらゆる大手スポーツジム施設が業界を牛耳っており、初めての開業の方であれば、参入が難しいと言っていいでしょう。
また、大手総合スポーツジム施設は、多額の設備費と運営費で多くの資金が流れていきます。
資金に余裕があるシリアルアントレプレナー(連続して何度も新しい事業を立ち上げる企業家)であれば、挑戦してみることも検討できますが、これから初めて起業するという方には向いていないでしょう。
注意点
スポーツジムで開業する上で、フランチャイズ形式でも直営店形式でも強みがないと生きていけないのは事実。
開業する上で、直営店形式として運営していくのであれば、何が強みでどんな内容を顧客に与えることができるのかといったことを考えておくことが重要です。
具体的に開業手続きをしていく前に、計画を立ててから行動するようにしましょう。
まとめ
直営店でスポーツジムを運営していくのは、独自ブランドを市場に展開することができるだけでなく、フランチャイズと違って自由に方針が決められるところ。
しかし、フランチャイズと違って、全て自分で決めて運営をしていかないといけないので、行動力溢れる方でないと向いていないと言っていいでしょう。
パーソナルジムであれば、地に足のついたスタートがしやすいのでおすすめ。
失敗しても多額の借金を抱えるリスクも最小限に抑えることができます。
スポーツジムを開業していく上で、まずは、どういった強みを推していくのかであったり、具体的な方針を決めて動いていきましょう。