カーブスのフランチャイズは儲かる?開業費用についても解説!

女性専用フィットネスジム「カーブス」のフランチャイズ経営に興味をお持ちの方にとって、「本当に儲かるのか」は最も気になるポイントではないでしょうか。全国に2,000店舗近く展開するカーブスですが、収益性や投資回収の実態について正確な情報を知ることは重要です。本記事では、カーブスフランチャイズの収益構造や開業に必要な資金、成功のポイントまで詳しく解説します。

カーブスとは?

カーブスは、1992年にアメリカで創業し、2005年から日本での展開を開始した女性専用フィットネスジムです。30分という短時間で効果的なサーキットトレーニングを提供し、運動習慣のなかった中高年女性を中心に支持を集めています。

従来のフィットネスジムが若年層やストイックに身体を鍛えたい層をターゲットとしていたのに対し、カーブスは「これまで運動を始められなかった方」「健康維持のために気軽に通いたい方」という新たな潜在需要を掘り起こすことに成功しました。予約不要で通える手軽さと女性専用という安心感が、継続率の高さにつながっています。

現在、日本国内では350社を超えるフランチャイズ加盟企業が運営しており、地域社会に根ざした健康づくりの拠点として、自治体からも指定運動施設として認定されるなど、社会的意義の高い事業として注目されています。

カーブスフランチャイズの収益構造

カーブスのフランチャイズ経営を検討する上で、まず理解しておきたいのが収益構造です。ここでは、カーブスフランチャイズの収益構造について解説します。

会費設定と損益分岐点

カーブスの会費は月額6,000円前後と、一般的なフィットネスジムと比較して低価格に設定されています。年払いを選択するとさらに割引が適用されるため、実質的な月額単価はさらに低くなります。

この価格設定により、損益分岐点は会員数300~400人程度とされています。そろばん教室のような習い事に近い価格帯であるため、1店舗だけでは大きな収益を上げることは難しいのが実情です。フランチャイズオーナーの多くは複数店舗を運営することで、安定した収益基盤を構築しています。

収益を支える高い継続率

カーブスの最大の強みは、会員の継続率の高さです。30分という短時間で完結するトレーニングと、同世代の仲間との交流がコミュニティ形成につながり、会員が長期間通い続ける環境が整っています。

退会率が低いことで安定した収益が見込めるため、長期的なビジネスとして計画を立てやすいのが特徴です。一般的なフィットネスジムでは入会しても数ヶ月で退会するケースが多い中、カーブスでは何年も通い続ける会員が多く、これが経営の安定性を支えています。

サプリメント販売による収益の上積み

会費収入に加えて、カーブスでは健康サプリメントの販売も行っています。すべての会員が購入するわけではありませんが、一部の会員は月額5,000円程度のサプリメントを継続購入しており、これが収益の上積みにつながっています。

健康・美容系ビジネスの強みとして、本業のフィットネスサービスと親和性の高い物販展開により、客単価を引き上げられる点が挙げられます。

カーブスフランチャイズの開業資金

カーブスのフランチャイズに加盟する際に必要な開業資金について、具体的に見ていきましょう。

初期費用の内訳

カーブスフランチャイズの開業には、以下のような初期費用が必要です。

  • 加盟金300万円
  • 初期研修費50万円
  • 設備機器等約2,000万円

初期投資の総額は約2,000万円程度が目安となります。これには店舗物件の取得費用や内装工事費も含まれますが、立地や店舗規模によって変動します。

運転資金の確保も重要

開業資金とは別に、軌道に乗るまでの運転資金も確保しておく必要があります。フィットネス業界では、開業から黒字化まで通常3~6ヶ月程度かかるとされており、その間の賃料、光熱費、人件費、ロイヤリティなどの固定費に対応できる資金が必要です。

最低でも半年分の運転資金を準備しておくことで、焦らずに集客活動や会員満足度向上に注力できます。

他のフィットネスジムとの比較

カーブスの初期投資額は、フィットネス業界の中では中程度に位置します。大手24時間ジムのフランチャイズでは8,000万円~1億4,000万円の投資が必要なケースもある一方、小規模なコンビニジム型では1,000万円程度から始められるものもあります。カーブスは設備やサービス内容を考慮すると、バランスの取れた投資額といえるでしょう。

カーブスフランチャイズは本当に儲かるのか

最も気になるポイントである「カーブスフランチャイズは儲かるのか」について詳しく解説します。

「大きく儲かる」ビジネスではない

率直に言えば、カーブスは1店舗で大きく儲かるビジネスではありません。月額6,000円前後という会費設定では、仮に好調な店舗で会員数が500~700人いたとしても、月間売上は300万~420万円程度です。ここから人件費、賃料、光熱費、ロイヤリティなどの経費を差し引くと、1店舗あたりの収益は限定的です。フランチャイズオーナーの多くが複数店舗を運営している理由はここにあります。

安定性と継続性が魅力

カーブスの最大の魅力は安定した収益基盤にあります。会員の継続率が非常に高く、退会が少ないため、一度顧客基盤を構築すれば長期的に安定した収入が見込めます。

短期間で大きなリターンを求める投資家には向きませんが、地域に根ざした長期的なビジネスを目指す方にとっては、堅実な選択肢といえるでしょう。オーナーの満足度が高いのも、この安定性があるからです。

複数店舗展開で収益性を高める

カーブスで収益性を高めるには、複数店舗の展開が効果的です。2店舗、3店舗と増やしていくことで、スケールメリットを活かした効率的な運営が可能になります。本部からのサポートやノウハウを活用しながら、地域内で複数店舗を展開することで、ブランド認知度も高まり、相乗効果が生まれます。

カーブスフランチャイズ経営を成功させるポイント

カーブスのフランチャイズで成功するためには、いくつかの重要なポイントがあります。

ターゲット層が多い地域を選ぶ

カーブスのメインターゲットは50代以降の女性です。そのため、立地選びでは人口構成を慎重に分析する必要があります。

  • 中高年女性人口が多い住宅街
  • 徒歩や自転車で通える生活圏内
  • 競合の少ないエリア

駅近の利便性よりも、ターゲット層の生活動線を重視した立地選定が成功のカギとなります。営業時間が10時~13時、15時~19時と限定されているため、通勤者向けではなく地域密着型の出店戦略が適しています。

コミュニティづくりに注力する

カーブスの高い継続率を支えているのは、会員同士のコミュニティ形成です。単なるトレーニング施設ではなく、同世代の女性が交流できる居心地の良い空間づくりが重要です。地域のイベントへの参加や会員同士の交流機会の創出など、人とのつながりを大切にする運営方針が、長期的な会員定着につながります。

本部のサポートを最大限活用する

カーブスのフランチャイズ本部は、13日間の基礎研修プログラムをはじめ、3ヶ月ごとの地区別研修、WEB会議や映像配信システムによる学習サポートなど、充実した教育体制を整えています。これらのサポートを積極的に活用することで、未経験者でもスムーズに運営をスタートでき、継続的なスキルアップも図れます。スタッフの接客品質向上やトレーニング指導力の向上は、会員満足度に直結する重要な要素です。

カーブスのフランチャイズに関するよくある質問

カーブスのフランチャイズに関するよくある質問に回答します。

Q:カーブスのフランチャイズは未経験でも開業できますか?

未経験者でも開業可能です。カーブスの本部は13日間の基礎研修プログラムや継続的な教育サポートを提供しており、フィットネス業界の経験がなくても安心してスタートできます。運動生理学や会員指導方法など、必要な知識を体系的に学べる環境が整っています。

Q:どのくらいの期間で投資を回収できますか?

立地や運営状況により異なりますが、一般的には3~5年程度が目安です。会員数が順調に増加し、損益分岐点の300~400人を早期に達成できれば、投資回収期間も短縮できます。複数店舗展開を行うことで、より効率的な回収も可能になります。

Q:1店舗だけで生計を立てられますか?

可能ではありますが、余裕のある収益を得るには複数店舗の展開が推奨されます。1店舗のみでは会員数の上限があり、大きな収益拡大は難しいのが実情です。安定収入は得られますが、事業拡大を目指すなら2店舗、3店舗と増やしていく戦略が効果的です。

Q:カーブスと他のフィットネスジムの違いは?

カーブスの最大の特徴は、中高年女性に特化した女性専用ジムである点です。30分という短時間プログラム、予約不要の気軽さ、コミュニティ形成を重視した運営方針が、一般的な24時間ジムやパーソナルジムとは異なります。ターゲットが明確なため、差別化された市場でビジネスを展開できます。

Q:地方でも成功できますか?

むしろ地方の方が成功しやすい場合もあります。カーブスは駅近の立地が必須ではなく、住宅街や地域密着型の展開が適しているため、競合が少ない地方都市や郊外エリアでの展開にも向いています。地域の中高年女性人口を分析し、適切な商圏を選定することが重要です。

カーブスのフランチャイズは安定性の高い事業モデル!

カーブスのフランチャイズは、短期間で大きく儲かるビジネスではありませんが、高い継続率に支えられた安定性の高い事業モデルです。月額6,000円前後という会費設定により1店舗あたりの収益は限定的ですが、複数店舗展開によって収益性を高めることが可能です。成功するためには、ターゲット層が多い地域での出店、コミュニティづくりを重視した運営、本部サポートの最大限の活用などが重要です。

社会的意義が高く、地域に根ざした長期的なビジネスを目指す方にとって、カーブスは魅力的な選択肢といえるでしょう。