開業・フランチャイズ
2026.01.29
フランチャイズのメリット・デメリットとは?成功するためのポイントを解説!
もくじ
フランチャイズによるジム開業は、スポーツジム市場の広がりと共に注目を集めています。未経験者でも参入しやすく、確立されたブランド力を活用できるフランチャイズは、独立して開業をする上で効果的な方法といえるでしょう。しかし、メリットだけでなくデメリットも存在するため、内容をしっかりと理解することが欠かせません。
本記事では、スポーツジムのフランチャイズにおけるメリットとデメリットを詳しく解説します。
フランチャイズとは?

フランチャイズとは、フランチャイズ本部が加盟店に対して商標、ブランド名、経営ノウハウ、商品やサービスを提供し、対価として加盟店が加盟金やロイヤリティを支払うビジネスモデルです。
スポーツジム業界においても、エニタイムフィットネスやビークイック、chocoZAPなど、多くの企業がフランチャイズ展開を行っています。本部が培ってきた実績やノウハウを活用できるため、ゼロから開業するよりも失敗するリスクを抑えられるのが特徴です。
フランチャイズでスポーツジムを開業するメリット
スポーツジムをフランチャイズで開業するメリットは数多く存在します。ここでは、代表的なフランチャイズでスポーツジムを開業するメリットを紹介します。
未経験でも開業ができる
フランチャイズの大きなメリットは、業界未経験者でも開業できることです。スポーツジム経営には、トレーニング指導、設備管理、集客、会員管理など幅広い知識が必要ですが、フランチャイズでは本部が蓄積したノウハウを提供してくれます。
開業前の研修制度も充実しており、運営マニュアルに沿って業務を進められるため、未経験からでもスムーズに事業をスタートできます。個人で1から学ぶ場合と比べて、時間と労力を節約できるのは大きなメリットといえるでしょう。
ブランド力を活用できる
既に認知度の高いブランド名を使用できることも、フランチャイズの強みです。開業初日から「このブランドなら安心」という信頼感を顧客に与えられるため、集客面で有利になります。
例えば、エニタイムフィットネスは世界30カ国以上で展開するグローバルブランドであり、chocoZAPはRIZAPグループの知名度を活かしています。ブランド力を個人で確立するには何年もかかるため、その労力を削減できるのはメリットといえるでしょう。
本部から充実したサポートを受けられる
フランチャイズでは、開業前から開業後まで継続的なサポートを受けられます。具体的には以下のようなサポートを行ってくれます。
- 立地調査と物件選定のアドバイス
- 内装工事の指導と業者紹介
- 開業時の広告宣伝支援
- 運営マニュアルの提供
- 定期的な経営指導とスーパーバイザーの訪問
- 会員管理システムの提供
ビークイックのように、商圏分析から集客ノウハウまで包括的にサポートしてくれる本部もあります。支援体制が充実している点も、フランチャイズならではのメリットです。
初期投資を節約できる
フランチャイズでは、本部が一括で仕入れを行うことで、設備や備品を安価に調達できます。トレーニングマシンは1台数十万円から数百万円と高額ですが、本部経由であれば個人で購入するよりも安く入手可能です。
また、複数店舗の実績データから最適な設備構成が決まっているため、無駄な投資を避けられます。開業資金を抑えられることは、資金繰りの面でも大きなメリットといえるでしょう。
融資が受けやすい
金融機関からの融資を検討する際にも、フランチャイズは有利に働きます。既存店舗の実績データをもとに信頼性の高い事業計画書を作成できるため、個人での開業に比べて審査が通りやすくなります。一部のフランチャイズ本部では、金融機関との提携や融資サポートも行っており、資金調達の負担を軽減できます。
効率的な店舗運営が可能になる
フランチャイズでは商品開発やマーケティング戦略は本部が担当するため、オーナーは店舗運営と売上拡大に専念できます。24時間営業のジムであれば、無人運営システムも本部が提供するため、人件費を抑えながら効率的な経営を実現できます。
日々の業務はマニュアル化されているため、スタッフ教育も容易です。オーナーは地域に根ざした顧客サービスの向上に注力できます。
フランチャイズで開業するデメリット

メリットが多いフランチャイズですが、デメリットも存在します。ここでは、フランチャイズでスポーツジムを開業するデメリットを紹介します。
ロイヤリティの支払い義務
フランチャイズでは、毎月本部にロイヤリティを支払う必要があります。支払い方法は本部によって異なり、売上の一定割合を支払うケースや、固定額を支払うケースが一般的です。
スポーツジム業界では売上の3〜10%程度が一般的ですが、月商が500万円の場合、売上連動型で5%のロイヤリティであれば月25万円の支払いが発生します。経営が軌道に乗る前でも支払い義務があるため、運転資金には余裕を持たせなければいけません。
経営の自由度が制限される
フランチャイズでは本部の方針やマニュアルに従う必要があり、独自のサービスや価格設定には制限があります。例えば、地域特性に合わせた独自メニューを導入したくても、本部の承認が必要なケースが多いです。
営業時間や内装デザイン、使用する設備なども本部の基準に従う必要があり、自由に経営したい方にとってはデメリットに感じられるかもしれません。
ブランドイメージが悪化した際に影響を受ける
フランチャイズでは、他の加盟店で発生した不祥事の影響を受ける可能性があります。近年はSNSでの拡散により、一店舗のトラブルがブランド全体のイメージを損なうケースも少なくありません。自店舗の運営が適切でも、他店の問題により集客に影響が出るリスクは避けられません。
中途解約には違約金が発生する
フランチャイズ契約には一般的に5〜10年程度の契約期間が設定されており、中途解約には違約金が発生します。また、契約終了後も一定期間は同業種での開業が禁止される「競業避止義務」が設けられていることがほとんどです。培ったノウハウを活かして、別の形で独立するのは難しいといえるでしょう。
初期費用を負担する必要がある
フランチャイズでは加盟金や研修費用が発生します。スポーツジムの場合は、加盟金は数百万円から1,000万円を超えるケースもあり、初期投資としては決して安くありません。加盟金に加えて、物件取得費、内装工事費、設備費なども必要になるため、総額では数千万円規模の投資が必要になることも多いです。
フランチャイズで成功するためのポイント
フランチャイズのメリットを活かして、デメリットを抑えるためには以下のポイントを理解しておくことが大切です。
開業する目的を明確にする
まずは開業の目的を明確にしましょう。収入増加が目的なのか、ライフスタイルの変化を求めているのか、社会貢献したいのかによって、選ぶべきフランチャイズは変わります。目的が複数ある場合は優先順位を決めることで、自分に合ったビジネスモデルや本部を選びやすくなります。
複数の本部を比較検討する
1つの本部だけでなく、複数のフランチャイズ本部を比較することが重要です。以下のポイントを確認しながら、しっかりと比較しましょう。
- 初期投資額とロイヤリティの負担
- サポート体制の充実度
- 既存店舗の実績と評判
- ブランド力と市場での認知度
- 契約条件と競業避止義務の内容
資料請求や説明会への参加を行い、情報を集めることも大切です。
詳細な資金計画を立案する
開業資金だけでなく、軌道に乗るまでの運転資金も十分に確保しましょう。一般的にスポーツジムが黒字化するまでには3〜6ヶ月かかるとされています。その間の固定費やロイヤリティをカバーできる資金を用意することが重要です。最低でも半年分、できれば1年分の運転資金を確保しておくことで、資金不足による廃業のリスクを回避できます。
立地選定は慎重に行う
スポーツジム経営において、立地は成否を分ける重要な要素です。駅からの距離、駐車場の有無、周辺の人口動態、競合店舗の状況などを総合的に分析しましょう。商圏分析を徹底的に行い、長期的に集客できる立地を選んでください。
契約内容を精査する
契約書は隅々まで確認し、不明点は必ず本部に質問しましょう。特にロイヤリティの計算方法、契約期間、解約条件、競業避止義務の範囲については詳細に確認することが重要です。必要に応じて弁護士などの専門家に相談することも検討してください。契約後に後悔しないよう、事前の精査を怠らないようにしましょう。
フランチャイズに関するよくある質問

ここでは、フランチャイズに関するよくある質問に回答します。
Q:スポーツジムのフランチャイズで必要な初期費用はどれくらいですか?
業態や本部によって大きく異なりますが、一般的には500万円〜3,000万円程度が目安です。低価格帯のコンビニジムであれば1,000万円台から開業できるケースもあれば、大型フィットネスクラブでは1億円を超える投資が必要な場合もあります。加盟金、物件取得費、内装工事費、設備費などの内訳を事前に確認しましょう。
Q:ロイヤリティはどのように支払うのですか?
ロイヤリティの支払い方法は本部によって異なります。売上の一定割合を支払う「売上歩合型」、毎月固定額を支払う「定額型」、粗利益に対する割合を支払う「粗利分配型」などがあります。経営が軌道に乗る前でも支払い義務が発生するため、自店舗の収益構造に合った方式を選ぶことが重要です。
Q:未経験でもスポーツジムのオーナーになれますか?
フランチャイズであれば未経験でも開業可能です。多くの本部が充実した研修制度を用意しており、運営マニュアルも整備されています。ビークイックのような未経験者向けのサポートが手厚い本部を選ぶことで、安心して事業をスタートできます。
Q:フランチャイズ契約を途中で解約できますか?
契約期間中の解約は可能ですが、多くの場合は違約金が発生します。違約金の額や条件は契約書に明記されているため、事前に確認しておきましょう。また、契約終了後も一定期間は同業種での開業が制限される競業避止義務があることも理解しておく必要があります。
Q:24時間営業のジムは完全無人で運営できますか?
最新のセキュリティシステムと会員管理システムを導入すれば、24時間無人運営も可能です。しかし、定期的な清掃やメンテナンス、トラブル対応は必要になります。完全無人ではなく、日中はスタッフを配置して夜間のみ無人にするケースが多いです。
フランチャイズ開業はメリットとデメリットを十分に理解しよう
フランチャイズには、未経験でも開業できる、ブランド力を活用できる、充実したサポートを受けられるといった数多くのメリットがあります。一方で、ロイヤリティの支払い義務、経営の自由度の制限、ブランドイメージのリスクを共有するといったデメリットも存在します。
重要なのは、メリットとデメリットの両面をしっかりと理解した上で、自分の目的や経営スタイルに合ったフランチャイズを選ぶことです。複数の本部を比較して、詳細な資金計画を立てることで、成功する可能性は高まります。
スポーツジム市場は今後も成長が期待される分野です。フランチャイズを活用して、開業を成功させましょう。
