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2026.01.29
24時間ジムで起こりやすいトラブルとは?セキュリティ対策も紹介!
24時間営業のジムはいつでも好きな時間にトレーニングが可能なため、人気を集めています。しかし、スタッフ不在時間帯のセキュリティやトラブルへの対応が課題となっています。24時間ジムを運営する上で、起こりやすいトラブルと十分なセキュリティ対策を行うことは欠かせません。本記事では、24時間ジムで起こりやすいトラブルとセキュリティ対策について紹介します。
24時間ジムで発生しやすいトラブルとは?

24時間営業のフィットネスジムは、利用者の自由度が高い一方で、トラブルも発生しやすい傾向にあります。ここでは、24時間ジムで発生しやすいトラブルについて解説します。
不正利用
24時間ジムにおける大きなトラブルが不正利用です。特に会員が会員証やカードを使って入館した際に、非会員が一緒に入り込んでしまう共連れは起こりやすいです。
特に深夜や早朝のスタッフが在籍していない時間帯は、不正行為が発覚しにくいので注意が必要です。ジムの信頼性を守るためにも、入退館管理システムの導入や監視体制の強化は欠かせないといえるでしょう。
盗難・置き引き
ロッカールームやトレーニングエリアでの盗難・置き引きも、24時間ジムで頻発するトラブルです。利用者が汗を拭くタオルや飲料を取りに行くわずかな時間に、スマートフォンや財布などの貴重品が盗まれるケースは多いです。
従来の鍵付きロッカーだけでは防ぎきれないケースもあり、一度盗難事件が発生すると、被害者だけでなく他の会員にも不安感を与えてしまいます。結果として、会員離れを引き起こしてしまうかもしれません。
利用者間のトラブルや器物破損
人気のトレーニングマシンの長時間独占や、誤った使用方法による機器の破損なども、起こりやすいトラブルの1つです。会員同士の口論や迷惑行為といった対人トラブルに発展してしまうケースもあり、安全で快適なトレーニング環境を維持することは、24時間ジムにおける大きな課題といえるでしょう。
24時間ジムに必要なセキュリティ対策

24時間ジム特有のリスクから会員と施設を守るためには、複数のセキュリティシステムを組み合わせた対策が欠かせません。ここでは、24時間ジムに必要なセキュリティ対策について解説します。
入退館管理システムの導入
入退館管理システムは、24時間ジムのセキュリティの基盤となる重要なシステムです。会員だけが施設に入場できる仕組みを構築して、不正利用を防止します。主な認証方法としては、以下のようなものがあります。
- 会員カードやICリストバンド
- スマートフォンアプリ
- 生体認証(指紋・顔認証)
生体認証システムは、なりすましによる不正利用を防ぐための確実な方法です。特に顔認証システムは、マスク着用時の検知機能や体温測定機能を備えたものもあり、衛生的かつスピーディーな認証が可能です。利用者は手ぶらで入退館できるため、利便性も高く、近年急速に導入が進んでいます。
入退館管理システムを会員管理システムや予約システムと連携させることで、より効率的な運用できます。誰がいつ施設を利用したかの履歴も自動で記録されるため、トラブル発生時の事実確認もスムーズに行えるでしょう。
監視カメラシステムの設置
24時間ジムの運営において、監視カメラシステムは必須といえるでしょう。犯罪やトラブルの抑止力として機能するだけでなく、万が一の事態が発生した際の証拠記録としても重要な役割を果たします。効果的な設置場所としては、以下のエリアが挙げられます。
- ジムのエントランス
- トレーニングエリア全体
- ロッカールームの出入口付近
- 事務所の出入口
監視カメラを設置する際は、死角を最小限にすることが重要です。全方位カメラを活用すれば、一台で広範囲をカバーでき、設置コストの削減にもつながります。また、遠隔監視機能を備えたシステムを選べば、スタッフが現地にいなくてもスマートフォンやPCからリアルタイムで施設内の状況を確認できます。しかし、更衣室内部やシャワールームなどプライバシーに配慮すべき場所への設置は避けましょう。
共連れ検知システムの活用
共連れによる不正入場を防ぐためには、専用の検知システムの導入が効果的です。扉の上部にカメラやセンサーを設置し、複数人が同時に入室することを自動で検知してアラートを発信します。
入退館管理システムと連携させることで、1人分の認証で2人以上が入場しようとした場合に、即座に管理者に通知が届きます。共連れ検知システムを活用すれば、スタッフ不在時でも不正入場の抑止と早期発見が可能です。
設置する場所や運用に合わせて、柔軟に検出エリアを調整できるシステムを選ぶことで、より精度の高い共連れ防止が実現できます。物理的なセキュリティゲートと組み合わせれば、さらに強固なセキュリティ体制を構築できるでしょう。
緊急通報システムの整備
スタッフが少ない、あるいは不在の時間帯でも、会員が安心してトレーニングできる環境を提供するためには、緊急通報システムの整備が重要です。
急病や怪我、トラブルが発生した際に、ボタン一つで警備会社や管理者に通報できる仕組みを設けることで、万が一の事態にも迅速に対応できます。通報ボタンは、施設内の複数箇所に設置し、利用者にもわかりやすい位置に配置することが望ましいです。
特に女性専用エリアや高齢者の利用が多いジムでは、首から提げられる携帯型の通報ボタンを導入しているケースもあります。会員の安心感を高め、継続して利用してもらう上で欠かせないといえるでしょう。
24時間ジムにセキュリティシステムを導入するメリット

24時間ジムを運営する上で、適切なセキュリティシステムを導入することは欠かせません。ここでは、24時間ジムにセキュリティシステムを導入するメリットを紹介します。
無人・省人化運営が実現できる
セキュリティシステムを導入すると、スタッフが常駐しなくても安全にジムを運営できる体制が整います。入退館管理システムと監視カメラを組み合わせることで、深夜や早朝の無人運営が可能になります。
24時間営業という大きな付加価値を提供しながら、人件費を大幅に削減可能です。削減できた人件費を会員への還元や設備投資に回すことで、競争力の高いジム運営が実現できるでしょう。また、スタッフはルーティンの監視業務から解放され、会員へのサービス向上やトレーニング指導など、より付加価値の高い業務に集中できるようになります。
犯罪やトラブルの抑止に繋がる
監視カメラやセキュリティシステムの存在は、不正利用や盗難、器物破損などの犯罪行為に対する強力な抑止力となります。「常に見られている」という意識が働くことで、トラブルの未然防止につながります。
万が一トラブルや事件が発生した場合でも、高解像度で記録された映像は客観的な証拠となり、事実関係の迅速な解明に役立ちます。警察への情報提供や保険請求手続きもスムーズに進められるため、ジム側の負担も軽減できるでしょう。録画データを適切に保存・管理することで、過去のトラブルの検証や再発防止策の立案にも活用できます。
会員の安心感と満足度向上に繋がる
しっかりとしたセキュリティ対策が施されていることは、会員がジムを選ぶ際の重要な判断基準となります。特に深夜や早朝に一人でトレーニングする会員や、安全性を重視する女性会員にとって、充実したセキュリティ体制は大切なポイントです。
会員が「このジムは安全管理が行き届いている」と感じることで、トレーニングへの集中度が高まり、ジムへの満足度やロイヤルティも向上します。ジムのブランドイメージを高め、口コミによる新規会員の獲得にもつながるでしょう。
継続率の向上は安定した収益基盤の構築に直結するため、セキュリティ対策は経営戦略としても重要な意味を持ちます。
24時間ジムにはセキュリティ対策が必須
24時間ジムを安全に運営するためには、入退館管理システム、監視カメラ、共連れ検知システム、緊急通報システムなど、複数のセキュリティ対策を組み合わせることが欠かせません。適切なセキュリティ対策は、不正利用の防止、犯罪抑止、トラブル発生時の迅速な対応を可能にし、会員の安心感と満足度向上にも繋がります。初期投資やランニングコストも考慮しながら、費用対効果の高いシステムを導入しましょう。
