開業・フランチャイズ
2025.09.25
ジムのフランチャイズを業態別に一覧で解説！メリットや選び方とは？
もくじ
健康意識の高まりとともに、フィットネス業界は着実な成長を続けています。個人でジム経営を始めるには多くの専門知識と経験が必要ですが、フランチャイズという選択肢があれば、未経験からでも安心してスタートできます。今回は、ジムのフランチャイズ業態の一覧と選び方のポイントについて詳しく解説します。
ジムのフランチャイズとは？
ジムのフランチャイズとは、既存のフィットネスブランドと契約を結び、そのブランド名やノウハウを活用してジム経営を行う事業形態です。フランチャイジー（加盟者）がフランチャイザー（本部）にロイヤリティを支払う代わりに、ブランド力や経営サポートを受けることができます。
近年のフィットネス市場の拡大により、様々な業態のジムフランチャイズが登場しており、投資家や事業者にとって魅力的な選択肢となっています。
注目のジムのフランチャイズ一覧【業態別】
ジムのフランチャイズ形態は数多くあります。ここでは、注目されているジムのフランチャイズ一覧を業態別に解説します。
24時間ジム
24時間ジムはジムのフランチャイズ形態として人気が高いです。ここでは、24時間ジムのフランチャイズの代表例を紹介します。
ビークイック
ビークイックは、初期投資2,000万円台からフランチャイズを始めることが可能です。月額3,300円という低価格で180坪以上の広々とした空間を提供しており、マシンの台数は約80台と地域最大級を誇ります。継続率97%という高い顧客満足度を実現しているのも特徴です。セルフエステやゴルフシミュレーターなど、オプション設備も充実しており、地域に合わせたカスタマイズが可能です。
エニタイムフィットネス
エニタイムフィットネスは、初期投資8,000万円～1億4,000万円でフランチャイズを始めることができます。世界30の国と地域で5,000店舗を展開するグローバルブランドであり、独自開発の入館管理システムにより、完全無人運営を実現しています。
LifeFit
LifeFitは初期投資が1,000万円から始められる手軽なフランチャイズです。従来のジムの約1/4の費用で開業可能であり、月額3,000円以下という低価格設定で、幅広い層にアプローチできます。
女性専用ジム
美容に対する意識の高まりに伴い、女性専用ジムもフランチャイズとして人気が高いです。ここでは、代表的な女性専用ジムを紹介します。
FURDI（ファディー）
FURDIは初期投資2,600万円から始められるフランチャイズです。AIマシンを活用した女性専用パーソナルトレーニングジムであり、40坪の小規模スペースで運営できるため、少人数スタッフでの運営が可能です。無人営業にも対応しています。
カーブス
カーブスは女性専用サーキットトレーニングの先駆者的存在です。30分の短時間トレーニングで効果的に体へのアプローチを行っているのが特徴です。
その他の業態
24時間ジムや女性専用ジム以外にも、フランチャイズを行っているジムは数多くあります。ここでは、その中でも有名なジムについて紹介します。
chocoZAP
chocoZAPは、結果にコミットするパーソナルトレーニングで知名度を獲得しているRIZAPグループが展開する”スマートライフジム”です。高い知名度とブランド力を活用できるのが魅力といえるでしょう。
9ROUND
9ROUNDは、初期投資が500万円から始められるフランチャイズです。米国発のサーキット型キックボクササイズジムであり、マシンが不要なため、比較的低投資で開業可能な点が魅力です。
ジムのフランチャイズのメリット
ジムのフランチャイズのメリットは数多くあります。まず既存ブランドの知名度と信頼性を活用できるため、開業初期から一定の集客が期待できるのは大きなメリットいえるでしょう。特に大手チェーンの場合、広告宣伝効果も大きいです。また、フランチャイズ本部が蓄積した経営ノウハウを活用できるため、未経験者でも比較的スムーズに事業をスタートできます。
会員管理システムや運営マニュアルなど、効率的な経営をサポートするツールを提供してくれる場合もあります。また、開業前の研修から開業後の運営サポートまで、本部からの継続的な支援を受けられるのもメリットです。マーケティング施策や新サービスの導入なども本部主導で行われるため、常に最新のトレンドに対応できます。
ジムのフランチャイズのデメリット
ジムのフランチャイズはメリットだけでなく、デメリットも数多くあります。まずフランチャイズ加盟には加盟金やロイヤリティの支払いが必要で、これらが収益を圧迫する要因となる場合があります。また、フランチャイズ本部の運営方針に従う必要があるため、独自のサービスや価格設定には制限がある点にも注意しなければいけません。
さらに同チェーン内の他店舗で問題が発生した場合、ブランド全体のイメージダウンの影響を受ける可能性がある点もデメリットといえるでしょう。
ジムのフランチャイズ本部の選び方
ジムのフランチャイズを始める際は、フランチャイズ本部選びが重要になります。ここでは、ジムのフランチャイズ本部選びのポイントについて紹介します。
事業モデルが自身に適合しているか
自分の投資予算や経営スタイルに合った事業モデルを選ぶことが重要です。24時間無人ジムは人件費を抑えられる一方で、初期投資が大きくなる傾向があります。パーソナルジムは小規模開業が可能ですが、トレーナーの質が収益に直結します。
サポート体制が充実しているか
開業前の立地調査や物件紹介、開業後の運営サポートなど、本部のサポート体制を詳しく確認しましょう。特に未経験者の場合は、研修制度や継続的な教育プログラムが充実している本部を選ぶことをおすすめします。
収益性
初期投資額だけでなく、損益分岐点や投資回収期間を具体的に確認することが大切です。成功している既存店舗の実績データを参考に、現実的な事業計画を立てましょう。
フランチャイズジムの開業に必要な費用
フランチャイズジムの開業には、一般的に以下の費用が必要です。
- 加盟金
- 物件取得費
- 内装工事費
- 設備費
- 研修費:
トータルでは500万円～3,000万円程度の投資が必要となりますが、業態や規模によって大きく異なります。日本政策金融公庫の創業融資や自治体の制度融資など、様々な資金調達手段を活用しましょう。フランチャイズ本部によってはリースや分割払いに対応している場合もあるため、初期投資を抑えた開業も可能です。
ジムのフランチャイズが成功するためのポイント
ジムのフランチャイズが成功するためのポイントは主に3つです。それぞれ詳しく解説するので、ジムのフランチャイズを始める際の参考にしてみてください。
通いやすい立地で開業する
フィットネスジムの成功には立地が重要です。駅から近い、駐車場が確保できる、住宅街に近いなど、ターゲット顧客がアクセスしやすい場所を選びましょう。
地域密着型の運営を心がける
フランチャイズであっても、地域の特性に合わせたサービスを提供するのは欠かせません。地域のイベントへの参加や、近隣企業との提携などを行い、地域に根ざした運営を心がけましょう。
常に改善を続ける
会員の声に耳を傾け、サービスの質向上に努めることも重要です。退会理由の分析や満足度調査を定期的に実施し、改善を続けましょう。
ジムのフランチャイズに関するよくある質問
ジムのフランチャイズに関するよくある質問に回答します。ジムのフランチャイズを始めようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
フランチャイズ未経験でも開業できますか？
多くのフランチャイズ本部では未経験者向けの研修制度を整備しています。ビークイックなどは特に手厚いサポート体制を提供しており、未経験からでも安心してスタートできます。
どのくらいの期間で投資を回収できますか？
業態や立地により異なりますが、一般的には3～5年程度が目安となります。ビークイックの場合、3年以内の初期投資回収を目標としています。
競合が多い地域でも成功できますか？
差別化戦略が明確であれば可能です。価格競争力、独自サービス、立地の優位性など、競合との差別化ポイントを明確にすることが重要です。
無人運営は可能ですか？
最新のセキュリティシステムと会員管理システムを導入すれば、24時間無人運営も可能です。ただし、定期的なメンテナンスや清掃は必要となります。
ジムのフランチャイズは今後も成長が期待できる！
ジムのフランチャイズは、健康志向の高まりとともに成長が期待できる事業分野です。ビークイックをはじめとする様々なフランチャイズが、それぞれ独自の強みを持って展開しており、投資規模や経営スタイルに応じて最適な選択肢を見つけることができます。
自分の投資予算と経営方針に合ったフランチャイズ本部を選び、地域の特性を活かした運営を行いましょう。フランチャイズの持つノウハウとサポート体制を最大限活用しながら、継続的な改善を図ることで、安定した収益を得ることができます。フィットネス業界への参入を検討されている方は、まず各フランチャイズ本部の説明会に参加し、情報収集から始めることをおすすめします。
