トレーニング
2021.09.07
インナーマッスルの効果が出るまでの期間とは?
もくじ
インナーマッスルを鍛えるとどのような効果を期待できる?
スポーツ選手なら一度は聞いたことがある「インナーマッスル」。
「ケガをしないようにするためには、インナーマッスルを鍛えることが大事」と聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
インナーマッスルを鍛えることで、身体が内側から支えられて、姿勢の改善や身体の動きがスムーズになるため、スポーツで使う動きに無駄がなくなります。
身体の負担も縮小することができるため、ケガのリスクも最小限に抑えることができるのです。
今回は、インナーマッスルの効果を知っておきたい方に詳しく解説!インナーマッスルを鍛えることによって得られる効果についてまとめてみました。
日々、トレーニングをされている方は、参考にしてみてください。
インナーマッスルとは?
インナーマッスルとは、身体の奥に位置する深層筋のことです。身体の内側から支える力が強くなることで、姿勢の改善が期待できます。
アウターマッスルのように、鍛えると身体が大きくなることはなく、身体の動きをスムーズにすることが可能です。基礎代謝量をアップして、太りにくい体質へと促すことができます。
インナーマッスルとアウターマッスルの違い
アウターマッスルは、身体の表層部にある筋肉に対して、インナーマッスルは、身体の深部に位置する筋肉のことを言います。
アウターマッスルは、大胸筋や大腿四頭筋といった身体を動かす筋肉に対して、インナーマッスルは身体の深部に数多く存在する小さな筋肉。骨や関節を安定させて、内臓を支える働きがあります。
インナーマッスルを鍛えるとどのような効果が期待できる?
- 姿勢の改善
- 運動機能向上
- 基礎代謝量アップ
- 美しい体型に変化
姿勢の改善
インナーマッスルの骨や関節を支える働きは、背筋を伸ばして姿勢改善に繋がります。
インナーマッスルを鍛えることで、骨や関節がしっかり支えられるため、身体のバランスがしっかり整えることが可能。腰を支える筋肉によって、身体のバランスを整えることができるようになるからです。
インナーマッスルを鍛えていない場合、重い頭を支えることができない上、身体を動かすことで、腰への負担が大きくなります。負担が掛かれば掛かるほど、腰痛となる場合も。目に見えて分かるような筋肉ではないため、ついついトレーニングをサボってしまいがちになりますが、体幹のインナーマッスルはしっかり鍛える必要があるのです。
姿勢を改善したい方は、体幹のインナーマッスルを鍛えて、よりよい姿勢になるように目指しましょう。
運動機能向上
スポーツのパフォーマンスを最大限に発揮するアウターマッスルを支える役割を担っているのがインナーマッスルです。インナーマッスルを鍛えることで、骨や関節を安定させるため、身体の動きがよりスムーズに。運動機能向上にも繋がります。
なぜなら、インナーマッスルを鍛えて骨や関節周りの筋肉がつくことで、ケガ防止だけでなく、身体の安定感が増して無駄な動きを省くことができるからです。動きがスムーズになることで、トレーニング効果を最大限に発揮し、各スポーツのパフォーマンスも向上します。
たとえば、上半身や下半身のアウターマッスルだけを鍛えていても、投げるボールの速さが伸びない場合があったりしますよね。インナーマッスルを鍛えて、肩関節周りの筋肉がつくことにより、腕の振りがスムーズになってボールのスピードアップに繋がります。
アウターマッスルだけを鍛えても、運動能力向上が可能。しかし、インナーマッスルを鍛えていないと、身体のバランスが崩れ、身体の負荷となって、ケガを負う場合があります。
アウターマッスルを鍛える以上に、インナーマッスルを鍛えることが運動機能向上となるのです。
基礎代謝量アップ
インナーマッスルを鍛えることで、基礎代謝量が向上します。
安静にしている状態であっても、基礎代謝によってエネルギーが消費され続けるからですね。身体の基礎代謝は、体温を作り出したり、心臓を動かしたりといった、生きていくために欠かせないエネルギー。
そのため、インナーマッスルを鍛えて、基礎代謝量をアップさせることで、運動をしなくても多くのエネルギーが消費されるようになるため、太りにくい体質になれます。
スポーツをしていない場合でも、基礎代謝量をアップさせるために、インナーマッスルを鍛えておくとよいでしょう。
美しい体型に変化
健康的な美しい体型になりたい場合も、インナーマッスルを鍛えた方がよいでしょう。
体幹のインナーマッスルが弱いと、内臓を支えることができなくなる場合があるため、胃や腸の位置が下がり、お腹がぽっこりと出た体型となってしまうからです。
体幹のインナーマッスルを鍛えることで、内臓が正しい位置に収まり、便秘などの不調改善にも。また、お腹周りをすっきりさせることで、ウエストのくびれを作ることができるようになるでしょう。
美しい体型になりたいという方も、インナーマッスルを鍛えるトレーニングメニューを取り入れてみてください。
インナーマッスルのトレーニング方法【~体幹編~】
体幹のインナーマッスルの鍛え方についてまとめてみました。スポーツジムに通わなくても始められるトレーニング方法なので、ぜひ、今日から試してみてください。
プランク
- うつ伏せの状態から両肘とつま先で体重を支える
- 頭からカカとまで、横から見た時に一直線となるように意識
- 腹筋を中心に全身の力を入れる
- 20秒×3セットを目安に行う
長い時間をかけて行うよりも、短い時間をセット数で分けてトレーニングに励むようにしましょう。慣れてきたら、腰の上にテニスボールを置いて、バランスを保ちながらトレーニングに励むのもおすすめです。
ワンレッグプランク
- うつ伏せの状態から両肘とつま先で体重を支える
- 左右どちらかの足を浮かせてバランスを取ってキープ
- 左右交互にトレーニングを行う
通常のプランクができるようになった後は、片足を上げた状態でキープするトレーニングがおすすめ。支える足が1本なくなるので、難易度が増して、負荷も掛かります。
ハイリバースプランク
- 仰向けになる
- 手の平を地面につける
- 上半身を上げる
- 頭から足先まで一直線をキープ
体幹だけでなく、下半身強化にも繋がるトレーニングです。効率よく鍛えることができるので、おすすめです。
トレーニングを継続させるには?
トレーニングに限らず、継続は難しいもの。気づけば三日坊主だったという方も少なくないと思います。
なぜなら、トレーニングの継続は、簡単なものであっても、負荷が掛かるので、辛いことに変わりはないからです。
残業が長引いたり、友人と遊ぶ日、遠出をした時は、帰宅後に自宅でトレーニングをしようとはならないですよね。
しかし、今回ご紹介したトレーニングは、自宅でできる簡単なトレーニング。トレーニングを継続するために、トレーニングマットを予め用意したり、面倒くさくても、とりあえず1セットだけ行うことを心掛けてみてください。
まとめ:インナーマッスルは鍛えるとメリットが豊富
インナーマッスルを鍛えることで、身体が内側から支えられるため、姿勢の改善や身体の動きがスムーズになります。スポーツで使う動きにも無駄がなくなるので、パフォーマンス向上にも繋がるメリットがある部位です。
インナーマッスルを鍛えることで、
- 姿勢の改善
- 運動機能向上
- 基礎代謝量アップ
- 美しい体型に変化
といった4つの効果を体感することができます。
腰痛気味の方や、運動不足の方も、インナーマッスルを鍛えておくことで、健康的な身体へと促すことが可能になるのです。
今回ご紹介したインナーマッスルのトレーニング方法は、体幹を中心に鍛えることができるメニューです。スポーツジムに通わなくても、短い時間でできるトレーニングなので、ぜひ、今日から実践してみてください。