コンディション からだ
2022.11.11
ゴルファーならストレッチを!効果と注意点を徹底解説
もくじ
ストレッチは、全身の柔軟性を向上させる効果があり、理想のスイングの習得に貢献します。スコアの向上だけでなく、怪我を防止する効果があり、長い間ゴルフをプレーするためにはストレッチが欠かせません。
そこで今回のコラムでは、ゴルフにおけるストレッチの必要性や効果を徹底解説します。記事の最後にはゴルファーにおすすめのストレッチをいくつか紹介しているので
「練習をしてもなかなかスコアが安定しない」
「筋トレしてるのに飛距離が全然伸びない」
と感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。
ゴルフにおけるストレッチの必要性
ゴルフにストレッチが必要なのかと疑問を持つ方もいるかと思います。結論から言うと、ゴルフにとってストレッチは非常に必要性が高いです。
ゴルフは再現性のスポーツとも呼ばれ、静止しているボールをクラブで打つスポーツです。常に同じスイングをすることができれば、常に同じ結果が得られます。ラフの状況や風によって多少のずれはありますが、スイングを安定させることができればスコアも自然と安定するでしょう。
ストレッチをすることで体の柔軟性が増すと、全身のコントロールがしやすくなるだけでなく、力強いスイングをすることができるようになり、飛距離の向上も期待できます。
ストレッチの効果
ストレッチの必要性を理解したうえで、実際にどのような効果があるのかを確認していきます。目的を意識しながらストレッチを行うことで、より高い効果が得られるでしょう。
- 飛距離の向上
- スイングの安定
- 怪我の防止
- 緊張緩和
飛距離の向上
ゴルフは、全身を捻った際に蓄積されたパワーを、一気に開放することでボールを飛ばします。ストレッチにより可動域が増えると、体を大きく捻ることができ、その分溜められる力も大きくなります。
飛距離はボールの回転数や打ち出し角度など、その他の要素も影響しますが、一番はやはりスイングスピードでしょう。ストレッチをすることで可動域を広げ、大きなパワーを生み出すことができます。
スイングの安定
体が硬い人が大きな動きをしようとすると、勢いや力に任せて体を動かす必要があるため、安定した動作ができません。体の硬さはスイングの安定性を失わせてしまうため、柔軟性が重要です。
大きな動きを力まずに行うことができるようにすることで、安定した動作ができるようになります。再現性を高めた安定したスイングが、スコアアップに繋がります。
怪我の防止
筋肉は急に伸ばされると肉離れや腱断裂を引き起こす可能性があります。事前に使用する部位の筋肉を伸ばしておくことで、運動中の怪我を予防することができます。それだけでなく、関節周りの筋肉を柔らかくしておくことは、捻挫や脱臼の予防にも繋がります。
また、ストレッチには疲労回復効果があるので、運動前後だけでなく寝る前や朝起きた後など、日常的にストレッチを取り入れると良いでしょう。
緊張緩和
ストレッチには副交感神経を働かせ、緊張を緩和させる効果があります。柔軟性を高めるための日常的なストレッチとは異なり、コンペ前やティーショット前に行うストレッチは緊張をほぐす効果があります。
パフォーマンスの低下や、楽しくゴルフをプレーできなくなるので、過度な緊張をしないようにストレッチをしましょう。
頻度とタイミング
ストレッチをする頻度やタイミングを間違えるとかえって怪我やパフォーマンスの低下に繋がりかねません。
頻度
運動の有無に関係なく行う日常的なストレッチは、毎日やっても大丈夫です。継続することで、効率よく柔軟性を向上できるのでぜひ続けてください。
長時間のストレッチは筋肉を弛緩させてしまい、パフォーマンスを低下させる可能性もあるので、運動前はなるべく動きながら行いましょう。
タイミング
練習や試合の前後は必ず行ってください。怪我の防止やパフォーマンスの向上に繋がります。ラウンドの際は、移動や休憩の時間が長いため、定期的にストレッチを取り入れると効果的でしょう。
また、寝る前はリラックス効果があるため、就寝前のストレッチはおすすめです。ゆっくりとリラックスしながら行いましょう。
一方で、大きく動きながら行うストレッチは、体を起こす効果もあるので起床後のストレッチも効果的です。食後は内臓に負担がかかるので、1〜2時間程度は開けるようにしましょう。
注意点
ストレッチを行う際の注意点を解説します。
無理しない
早く結果が欲しいからと言って、無理してストレッチを行うのは逆効果です。筋肉を余計に硬くさせ、怪我にも繋がります。気持ちが良い程度のストレッチだと効果も高く、継続もしやすいです。無理のない範囲で行いましょう。
目的に合わせる
ストレッチは大きく以下の2種類に分けることができ、目的に合わせて実施しないと本来の効果を発揮できない場合があります。目的に応じたストレッチの実施をしましょう。
静的ストレッチ
静的ストレッチは、スタティックストレッチとも呼ばれ、ゆっくりと行うストレッチです。前屈やアキレス腱伸ばしなどがそれにあたり、ゆっくりと伸ばし筋肉を弛緩させる方法です。
寝る前や運動後に行うことで疲労回復の効果があります。先述しましたが、筋肉が緩み過ぎるとかえってパフォーマンスの低下や怪我のリスクを向上させるため、運動前のやり過ぎはおすすめしません。
動的ストレッチ
動的ストレッチは、ダイナミックストレッチとも呼ばれ、体を動かしながら行うストレッチです。スキップや回旋運動が動的ストレッチとして良く知られています。
動きながらストレッチをすることで、体温を上げながら全身の可動域を広げることができます。運動前に行うことでウォーミングアップ効果とパフォーマンスの向上が期待できます。
代謝が上がり体を目覚めさせる効果があるので、寝る前に行うと睡眠の質を低下させます。気を付けましょう。
ゴルファーがストレッチすると良い部位
ゴルファーがストレッチをすると良い部位を紹介します。ゴルフは体を大きく捻るため、特に体幹周りの筋肉をほぐすのが効果的です。以下で紹介している部位の周りを意識して伸ばしましょう。
ゴルファー向けのストレッチ方法を解説した動画も掲載しているので、ぜひ参考にしてみてください。
- 肩甲骨
- 胸椎
- 股関節
肩甲骨
肩甲骨は鎖骨から背中にかけて繋がった骨です。肩の運動に深く関わっている骨で、スイングの大部分を担っています。肩甲骨周りの筋肉をほぐすことで、スイングの速度や安定性を向上させることができます。
胸椎
胸椎は首の下から腰の上部にかけて椎骨(ついこつ)が繋がってできている部分を指します。簡単に言うと、いわゆる背骨と呼ばれる部分です。ゴルフでは、胸椎を軸に体を回転させるため、この部分の柔軟性は非常に重要です。
背骨の下の方は腰椎と呼ばれ、5度程度しか回転しません。対して、胸椎は40度近く回転することができるので、胸椎周りの筋肉をほぐすことで上半身が回転しやすくなります。スイングの可動域は大幅に広がり、スイングパワーの向上が期待できます。
股関節
股関節は上半身を支えている部位で、安定した力強いスイングに繋がります。体を捻る際に股関節が硬いとバランスが取りにくくなり、スイングが不安定になります。おしりや太もも、背中の筋肉をほぐし、股関節が動きやすいようにしましょう。
ゴルファーにおすすめのストレッチ動画
片山晋呉プロが実際に行っているストレッチ動画です。誰でも簡単にでき、高い効果も期待できます。ぜひ参考にしてみてください。
ストレッチを取り入れてベストスコアを目指そう!
今回のコラムではゴルフにおけるストレッチの重要性を解説してきました。ご理解いただけたでしょうか?
走ったり跳んだりする運動がないゴルフではストレッチが疎かにされがちですが、怪我の予防やパフォーマンスの向上など、メリットはたくさんあります。
あなたもストレッチを取り入れて、ベストスコアの向上を目指しましょう!
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