高齢者の運動不足解消にはジムがおすすめ!メリットや料金は?

高齢になった両親の運動不足を心配する方も多いのではないでしょうか?定年退職やコロナウイルスの影響で家にこもりきりになり、運動不足に陥ってしまう高齢者も多いです。しかし、大切な人にはいつまでも健康で長生きしてほしいですよね。健康で充実した生活を送り続けるためにも、運動不足を解消することはとても大切です。

今回は、運動に乗り気ではない高齢者にもおすすめの運動不足解消方法をご紹介します。

高齢者の運動不足の原因

高齢者が運動不足になってしまう最大の原因が、外部との関わりが少なくなることです。

定年退職や体の衰えによって外出の機会が減ってしまい、今まで関わりのあった人や組織との関係が遠くなってしまいます。外部との関わりがなくなっていくにつれ、外出する目的も失われてしまい、家にこもりがちになって運動不足に陥ってしまう高齢者が増加しています。

高齢者の運動不足にはどんなリスクがあるのか


厚生労働省によると、運動不足による国内の死亡者数は年間約5万人。これは喫煙、高血圧に次ぐ第3位です。(2007年日本人のリスク要因別死亡者数)

運動不足によって引き起こされるリスクは、肥満や体力低下だけではありません。肥満や体力低下は高血圧や糖尿病などの生活習慣病を招き、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞などの死亡率の高い病気を引き起こす危険性が高くなります。

  • 心筋梗塞(日本人の死因第2位)
  • 狭心症
  • 虚血性心疾患
  • 脳梗塞(日本人の死因第3位)
  • 動脈硬化

運動不足によって筋力が低下し、立つ・歩くなどの移動能力が衰えると、外出や趣味を楽しむ、家事や地域活動に励むなどの活動機会が減少して家にこもりがちになります。それによって気持ちが塞ぎ込み、うつ病認知症に繋がってしまうケースも少なくありません。

高齢者の一日あたりの運動量の目安


厚生労働省は、65歳以上は1日40分以上の筋力トレーニングやスポーツなどの運動を含めた身体活動を行うことを推奨しています。

運動と聞くとハードルが高いように感じてしまうかもしれませんが、普段の何気ない行動を意識して変えてみることも運動不足解消に繋がります。

  • 散歩や外出などで外に歩いて出掛ける
  • 乗り物を使わずに積極的に歩く
  • エレベーターやエスカレーターを控えて階段を使用する
  • 車よりは自転車、自転車よりは歩く
  • 掃除や洗濯などの家事の最中に意識的に身体を動かす

高齢者の運動不足解消におすすめなのはジム

「ジム」と聞くと身体づくりに励む若者や、健康意識の高い中年層が通うイメージを持たれる方も多いですが、実は高齢者の中にもジム通いをしている方は多くいます。ここでは、高齢者のジム通いのメリットをご紹介します。

  • 運動初心者でも始めやすい環境
  • 高齢者でも安心!高い安全性の確保

運動初心者でも始めやすい環境


ジムはフィットネスマシンや筋トレ器具が充実しており、運動をするための環境が整っています。運動するといっても何からすべきか分からない初心者の方でも始めやすいため、ぴったりです。

器具の使い方が分からない、適切な運動量が分からないという場合でも、施設内にはインストラクターやスタッフがいるため、いつでも気軽に聞くことができます。

新しいことを始める際は正確な情報収集が必要です。間違った方法をとれば、運動をすることで逆に健康に悪影響をもたらしてしまいます。

運動習慣がない高齢者こそ、運動するための環境が整ったジムを利用することがおすすめです。

高齢者でも安心!高い安全性の確保

実は、運動中に心筋梗塞や脳卒中などを発症して突然死してしまう高齢者の方は少なくありません

スポーツジムにはトレーナーやスタッフが常駐しているため、万が一運動中に体調が悪くなった、怪我をしてしまったという場合に迅速に対応してもらうことができます。

屋外や自宅での運動中に体調を崩した場合、対応が遅れたり、適切な処置がされなかったことが原因で最悪のケースに繋がる可能性も考えられます。

運動によって健康を高める効果を狙うことも大切ですが、運動によって命に危険が及ぶリスクも考慮し、高齢者には安全が確保されているジムを利用することを推奨してはいかがでしょうか。

高齢者がジムを選ぶ際のポイント

ジムが沢山ありすぎて、どのジムを、どのようなポイントを重視して選んでいいか分からないという方も多いです。ここでは、高齢者がジム選びに失敗しないためにチェックするべきポイントをご紹介します。

  • 通いやすさ・立地
  • 各種サポート体制の充実度
  • 見学や体験が可能か

通いやすさ・立地

ジム通いを習慣化するためには、通いやすい立地のジムを選ぶことが大切です。通いづらい場合、移動することが負担となってしまい、ジムに行くことを面倒くさく感じて辞めてしまう可能性があります。高齢者の場合、徒歩圏内や、駅やバス停から近い立地のジムを利用することがおすすめです。

各種サポート体制の充実

  • 見舞金制度
  • 休会制度
  • 返金制度

ほとんどのジムには、ジムの利用中に怪我をした際の保険や、急な病気や怪我によって休会や退会した場合の返金制度などが存在します。サポート制度の有無や、補償内容はジムによって様々です。ジムの公式サイトや、問い合わせなどから入会前に情報を得るようにしましょう。

見学や体験が可能か


快適にストレスなく利用できる施設を選ぶためにも、入会を決める前に見学や体験に行くことをおすすめします。器具やマシンの充実度、施設の清潔感、スタッフの対応、他の利用者の雰囲気など実際に自分の目で見なければ分からない点も多いです。見学や体験ができない場合は、ネットの口コミを参考にしてみるのもおすすめです。

ジムの料金・価格

ジムには、一般的に「入会料金」と「利用料金」の二つがかかります。
入会金の相場は5000円程です。安い場合は2000円前後、入会金無料としているジムもあります。

利用料金は都度払いや、月払い、年払いなどの支払方法があります。価格はジムによって様々ですが、月額6,000円前後のジムが多いです。安い場合は月額3000円前後で利用できる施設もあります。

ジムを利用せずに自分でランニングや筋トレを行う場合、費用はほとんどかかりません。しかし、適切な運動方法、高い安全性、運動の習慣化が保障されるジムの利用は、運動不足の高齢者にとって大きくプラスとなります。

ジムの利用で健康と生活の充実を手に入れよう

高齢者の運動不足によるリスクや、ジムのメリット、ジムを選ぶ際のポイントなどを紹介しましたが、いかがだったでしょうか。

高齢者の運動不足解消は、健康で長生きすることに繋がるだけではなく、日々の生活をより楽しく、充実したものにしてくれるはずです。大切な人のより良い健康状態、より良い暮らしを実現するためにも、ジムの利用をおすすめしてみてはいかがでしょうか。
運動に乗り気ではない方も、まずは無料体験や見学に申し込むことから始めてみましょう。