スポーツジムの選び方は?失敗しないためのポイントを解説

二度と失敗しないスポーツジムの選び方

最近のフィットネスブームで、以前よりスポーツジムが増えた印象です。
24時間営業、シンプルな施設で低価格のアメリカンスタイル、スタジオメニューや設備が豊富な総合スポーツジムなど。
はじめてジムに通う方や、ジム選びで失敗続きの方はとても迷うのではないでしょうか?

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ジム通いが続かない人

自分に合っているものがわからない。

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都市部に住む人

最寄り駅で絞ってもたくさんありすぎて迷う。

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スポーツジム初心者

低価格ジムに絞っても、似たり寄ったりで違いがわからない。

ネットの意見や知人からもよく耳にします。そして、多くの方は「続けられるか」を不安視していますよね。

続けられるポイントは自分に合ったジムを探すことです。
気合と根性ではなかなか難しいです。(もちろん気合と根性も大事ですよ!笑)

今回は、あらゆるスポーツジムを体験し、徹底的に比較・調査しまくった筆者がスポーツジムの選び方についてレクチャーします!

スポーツジムのタイプとそれぞれのメリット・デメリット

最近流行りのプライベートジムやパーソナルトレーニングジムと、大きなフロアにマシンが何台も並ぶジムとは違いますよね。
「スポーツジム」と一口で言っても、様々なタイプがあります。

それぞれのジムのタイプとメリットとデメリットについて、併せて解説していきます。

総合スポーツクラブ

総合スポーツクラブイメージ

マシンだけでなく、プールやスタジオといった施設が整っているスポーツジムです。
設備の充実、サービス面を求める方にはおすすめです。

総合スポーツクラブの例:コナミスポーツクラブ・セントラルフィットネスクラブなど

メリットは?

  • 設備やサービスが充実している
  • プールやスタジオのプログラムも多いため飽きにくい

さまざまなスタジオプログラムやプールを使ったトレーニングで飽きずに日々の運動を楽しめます。
サウナやシャワーなどの設備、アメニティなどのサービスも総合スポーツクラブは充実している印象ですね。

デメリットは?

  • 月会費が高い(平均価格帯:8,000円~12,000円)

施設・設備が充実している、サービスクオリティが高いとくれば想像がつきますよね。
その対価として総合スポーツクラブは月額費が高い傾向にあります。

マシンジム

マシンジムイメージ

スタジオプログラムなどはなく、設備はマシンのみです。近年は「アメリカンスタイル」や「24時間ジム」など、マシンジムの中でも小分類されています。

マシンジムの例:エニタイムフィットネス・アクトスWill_G・ビークイックなど

メリットは?

※ジムのタイプによって違いますが、上記3ブランドを参考に挙げていきます。

  • 月会費が安い
  • 総合スポーツクラブと比較してトレーニングに集中できる環境
  • ウエアやシューズなど着替えずにトレーニングできるところが多い

設備がシンプルなので月会費も安いです。
24時間やっている「エニタイムフィットネス」でも6000円代のところが多く「アクトスWill_G」「ビークイック」は、終了時間はありますが2,000円代で通えるので、マシントレーニングだけでコストは極力抑えたい方にはおすすめできます。

「エニタイムフィットネス」のような24時間ジムだと好きな時にトレーニングできるのが良いですね。
フレキシブルにスケジュールを組め、ライフスタイルに合わせやすいです。残業多めの方でも仕事帰りにふらっと立ち寄って、トレーニングの習慣化がうまくいきやすいです。

デメリットは?

  • 設備やサービスがシンプル
  • マシンの待ち時間が発生しやすい

上記の総合スポーツクラブの時もそうですが、だいたいメリットの代償がデメリットですね。
マシンジムは設備もサービスもシンプルです。総合スポーツクラブに慣れている方にとっては、サービスに物足りなさを感じるかもしれません。
広い敷地を有していることが多い総合スポーツクラブと比較し、敷地が狭いところが多いのでマシンにも限界があり、マシンの待ちが発生しやすい傾向にあります。

24時間ジムはセキュリティ面でも不安?

24時間

エニタイムフィットネスに代表する24時間ジムは、スタッフのいる時間といない時間があります。
女性は防犯上の観点から「結局スタッフのいる時間帯しか通えない」という声も多いです。
セキュリティ面は、男女に限らず通う前にチェックしてください。

セキュリティチェックポイント

24時間ジムに限らず、気になる方はチェックしてみてください。

  • チェックインやチェックアウトなどの管理、監視カメラの有無
  • ビジター利用(※)の管理方法
  • スタッフの人数、スタッフが滞在する時間帯

※都度利用者のことです。
会員登録が必須のジムと、不要のジムがあります。
セキュリティ的には前者条件必須です。

パーソナルジム・プライベートジム

パーソナルジムイメージ

ライザップに代表されるパーソナルジムです。超集中型・短期型のダイエット・体づくり向け。トレーニングに集中できる環境としてはジム界最強を誇ります。

メリットは?

  • 正しいフォームでトレーニングができる
  • 回数や負担などをトレーナーが決めるため効果が出やすい
  • 時間帯予約制なのでサボりにくい

筋トレ、トレーニングは正しいフォームで最大の効果が期待できます。
マシンを使う場合もフォームは重要。
間違ったフォームは体に負担がかかるので「最初はパーソナルジムに通って正しいフォームが身に着いたら宅トレやマシンジムに切り替える」方も多いですね。

トレーナーがマンツーマンで指導してくれるパーソナルジムは、実は最もトレーニング初心者に向いているジムかもしれません。

食事の管理をしてくれるジムについて

食事管理

ライザップの効果が大きいのは徹底的な食事管理が大きいです。
この場合の食事管理とは、食事アドバイスではありません。食べるモノ・食べてはダメものを最初に指導され、毎日食事内容を報告することを言います。
筋トレを3ヶ月続けるだけでも効果はありますが、ダイエットに関して言えば食事が9割と言われます。どれだけトレーニングをしても摂取カロリーが消費カロリーを上回れば体重は減りません。
かなり大幅なダイエットをしたい、集中的に絞ってトレーニングをしたいという方は食事管理型のジムを検討しましょう。

デメリットは?

  • 費用が高い
  • スケジュールがしっかり決められている

予算を度外視するなら多くの方がパーソナルジムに通いたいのではないでしょうか。
特に食事管理までしてもらえるライザップは高額です。週2で通えて3ヶ月のトレーニングでサラリーマンの平均月収を超えます。
また、日時が完全予約制のため、自分のタイミングや気分に合わせて通うことはできません。
これはメリットでも挙げた部分ですが、ライフスタイルによってはデメリットに転じます。

あと、ライザップをはじめ、高額なプロテインやその他サプリメントの営業があるところも多いですね。

スポーツジムの選び方 確認するべきポイントと対策は?

事前に知っておきたいジム選びでの失敗パターンと対策方法について書いていきます。
失敗しない方法は先人たちの失敗を知っておくことですよ!

目的を明確化・目標をしっかり決める

なんとなくスポーツジムに通う方、多くないですか?
「ちょっとストレス解消に」「日頃の運動不足に」「ダイエットしようと思ってるから」

絶対続きません。
目的を考えましょう。ダイエットがしたいのか、継続的に運動して健康意識を高めたいのかなど。また、目標も必要です。
●ヶ月で健康診断の数値を良くする・●日までに●キロ痩せるなど。
これが決まれば、だいたいスポーツジムを選ぶポイントが絞れます。

たとえば3ヶ月で10キロ痩せたいって無謀な計画立てている方、パーソナルジム一択です。

既存会員マナーが全体的に悪い・層が合わない

一般的にスポーツジムのマナーが悪いと言われる例は以下の通りです。

  • 使用後マシンを拭かない
  • 使用した器具やマットなどを片付けない
  • 通路やマシンの前での立ち話が多い
  • 共有スペースを汚す
  • マシンを使いながらうなり声を上げる

上記はスポーツジムで利用規約に記載してあることも多いです。
会員のマナーが悪ければ、スポーツジムの「質」も当然ながら悪くなります。
スタッフや運営がしっかり管理できてない・ルールづくりを徹底できないことにもなりますので、会員のマナーの悪さがまん延している=スタッフ・運営会社の質が悪いとも言えますね。

既存会員の層が合わない・自分と違い過ぎる場合は?

客層も大事です。
もちろん時間帯も関係ありますが、ジムによってターゲットも違いますので自然と客層が偏ってきます。
高齢者が多い・筋トレガチ勢ばかりなど、さまざま。
コミュニケーションをとる必要はありませんが、通う場所ですし、それなりに時間も過ごします。
自分にとって居心地の良い空間である必要がありますね。

対策方法
  • 口コミを確認
  • 体験・見学に足を運ぶ

口コミサイトはだいたいどのスポーツジムも評判が悪いです(笑)
だいたい不満がある方が書きますからね。話半分・参考程度に確認しましょう。
ただ特定の事柄について多数から書かれていたら要注意かもしれません。
たとえば「共有ロッカーが汚い」を多くの人が書いていたら、口コミの信ぴょう性があがります。
もちろん、1人が複数のアカウントで書いている可能性もあるので、あくまで参考で。

口コミより体験・見学会が重要。

「一見は百聞に如かず」はジムでも同じです。実際に自分で見て、判断しましょう。
ビジター利用が可能なところならコストはかかりますが何度か通って見ても良いと思います。
ただ、上記の通り、ビジター利用の管理(会員登録が必須か、不要なジムか)はセキュリティ面の心配があるのでチェックしておきたいところです。

立地は重要・会社の近くが良いか家の近くが良いか

単純に「家から近いから」「会社から近いから」と選ぶのは絶対NG!
当然、家から遠い、会社から遠いのもNGポイントですが、だいたいこのあたりの想像はつきますよね。
だからとにかく細かいシミュレーションが重要なんです。

対策方法

通うことをしっかりシミュレーションしましょう。
できるだけ細かく、自分のライフスタイルと合わせながらです。

会社のジムの場合、以下のようなことが想定できますよね。

  • 荷物が多いので大きなロッカー必須
  • 電車に乗るからシャワーは欲しい
  • 終電があるから24時間じゃなくて良い
  • ウエアやシューズは着替えるからアメリカンスタイルは不向き

この想定・シミュレーションが甘いと続きません。だいたいの方が甘いのです。とにかく細かく考える。
通える時間帯や、動線、そして荷物、帰りはすぐ家に帰れるのか、電車の乗るのか、車なのか、など。

月会費はもちろん安い方が良い……でも

月会費

月会費は当然安い方が良いですよね。
ですが、安さを優先するあまり立地や条件、客層が合わずに足が遠のく……なら、多少高い金額を払っても、条件にはまり自分に合ったジムを選んで通う方がコストパフォーマンスは高いです。

対策方法
  • 価格は条件と合わせて考える
  • 年間費用で出してみる

実は価格は最後で良いかもしれません。
良いなと思うジムを見つけたら、通うことを想定したシミュレーションを繰り返して体験・見学をする。最後に年間費用で出します。
ダイエットはもちろん、継続的な運動が行えるなら多少コストがかかっても仕方ないと割り切れます。
何故なら、運動不足によって健康を害した場合、医療費はもっとかかるからです。

タイプ別スポーツジム施設の徹底比較【おすすめ3選】

マシンジムおすすめ:BeeQuick(ビークイック)

  • 月会費が安い
  • 入会金にあたる費用が継続5か月目に発生する
  • マシンジムだが、広い敷地でマシンの数が多い

BeeQuickの特徴は、月会費が2,990円と格安なのにも関わらず、マシンの数が多い点です。
人気のランニングマシンは全ての店舗で30台以上を完備。マシンジムでありがちな人気マシンの待ちが発生しにくいですね。
アメリカンスタイルのフィットネスジムで、豊富なマシンでシンプルな設備を実現しています。

ビークイックの詳細はこちらから

BeeQuick(ビークイック)
『BeeQuick(ビークイック)』について 『BeeQuick(ビークイック)』の特徴 月会費3,300円で通い放題!マシンの数・種類も豊富 アメリカンスタイルのフィ…

総合スポーツクラブおすすめ:セントラルフィットネスクラブ

  • マシンに限らずプールなどの施設、プログラムが豊富
  • スカッシュやゴルフレンジがあるクラブも
  • サウナや入浴施設が完備

※施設によって違います。
詳しくは公式サイトで確認してください。

様々なタイプのジムを運営するセントラルの中でも「セントラルフィットネスクラブ」は施設数、設備が豊富でスタッフによる会員フォローも十分。
飽きずに運動を続けたい方にはおすすめです。
時期によっては手厚いキャンペーンもやっているので、チェックしてみてください。

セントラルフィットネスの詳細はこちらから

セントラル
『セントラル』について 『セントラル』の特徴 さまざまな営業形態で多くのユーザー層をカバー 大手のセントラルグループはさまざまな営業形態で全国展開…

パーソナルジムおすすめ:ライザップ

  • 徹底した食事管理で集中的にダイエットができる
  • サボれる環境がない
  • 専任のトレーナにトレーニングをサポートしてもらえる

これに関してはかなり迷いましたが、迷った挙句のライザップです。やっぱり実績ですよね。
リバウンドが多いなどの口コミもありますが、短期集中型であれだけ徹底した食事管理を行えば反動でリバウンドしてしまう方が多いのも当然でしょう。
続けられる自信のある方や、適度に取り入れつつその後も自制できる方にはおすすめです。

スポーツジムの選び方まとめ

  • 目的を明確化させる、目標を決める
  • ジムタイプを確認し、自分の目的や目標達成に合っているかを検討
  • 立地は会社・自宅どちらでも良いが、通うシミュレーションを繰り返す
  • 費用は最後に確認、安いだけで選ぶと継続ができなくなる
  • 体験・見学には必ず足を運ぶ

以上のことをポイントに置いて、慎重に選びましょうね!
入会金や継続手数料はともかく、月会費は年間で計算すると大きな費用です。
無駄にせず、自分の健康や体づくりにしっかり寄与できるようにしましょう。