スポーツブラは絶対必要!後悔しても垂れたバストは元に戻らない

女子にとってスポーツブラはウエアの中で1番大事かもしれない

はじめたばかりのランニング、無頓着に普段使いのブラジャー着用で走っているという方いらっしゃらないでしょうか。
ランニングのように強度が高く、身体を大きく揺らすような運動は専用のスポーツブラを必ず着用しなくてはいけません。

何故ならバストは揺らすと垂れるからです。

バストを支えているモノは脂肪・筋肉・クーパー靭帯

重力に逆らい、形を保っているバストは何に支えられているのでしょうか?
筋肉を思い浮かべる方も多いでしょう。もしくは、脂肪が詰まって維持できていると考える方もいらっしゃるかもしれません。

女子のバストを支えているものは脂肪、筋肉、そしてクーパー靱帯です。

クーパー靱帯とは?

コラーゲンを主成分とした結合組織です。バストの丸みをつくっている靱帯で、バストの脂肪が脇に流れないように防いでくれます。
つまり、バストの形を維持するために最も重要な存在と言えます。

クーパー靭帯はバストの成長と共に伸びる

思春期や授乳期など、バストの大きさが急激に変化する際に一緒の伸びていきます。
ブラを付けずに長時間過ごしたり、ランニングや激しい運動などで胸を揺らすと簡単に伸びる、もしくは損傷してしまいます。

運動で胸を揺らすと……バストが垂れる

前述した通り、胸を揺らすとクーパー靱帯は伸びてしまいます。
そのため、フィットネスにおいてスポーツブラはかなり重要であり、運動強度にあったものを選ばなくてはいけません。

運動強度に合ったスポーツブラを

たとえばランニングやダンス、近年流行りのトランポリンなどはかなり激しく身体を動かします。
普段使いのブラやヨガ・筋トレ用のブラジャーではバストを固定する強度が弱く、クーパー靭帯を守れません。

これらの運動はメーカーやブランドが出しているスポーツブラの中でも固定強度が高いタイプを選んで着用しましょう。

クーパー靭帯は修復不可!バストの形は元に戻らない!?

クーパー靭帯は、伸びたり損傷しても自覚がありません。
そして最もお伝えしたいのが、クーパー靭帯は元に戻らないということです。「形が崩れてきた!」と焦って胸部に効く筋トレをしても、筋肉は発達しますがクーパー靭帯に効くことはありません。よく見かけるバストクリームなども同様です。

クーパー靭帯はゴム??

クーパー靭帯を説明する際に伸びたゴムが例に出されることが多いですが、身体に合わせて伸びるクーパー靭帯は構造的にはゴムに似ています。

運動以外でクーパー靱帯が伸びる原因は?

  • ブラのサイズが合っていない
  • ナイトブラを着用していない
  • 加齢
  • 猫背などの姿勢
  • 思春期・授乳期
  • 体重の増加(太る)

実はかなりデリケートな女性のバスト。
バストアップの筋トレではカバーできないのがクーパー靭帯です。
フィットネスをする際には、運動強度に合ったスポーツブラを身に着け、普段の生活(パートナーとの触れ合いでも)充分気を付けてくださいね。