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2022.10.02
ストレートネックの治し方6選!誰でも簡単に美しい姿勢を
スマホの普及やパソコン中心の働き方が広がる中、「ストレートネック」が問題視されています。悪化すると、姿勢が悪く見え、日常生活にも支障をきたす可能性があるため、適切な対処をする必要があります。
そこで今回のコラムでは、ストレートネックの原因と対処法について解説します。美しい姿勢を取り戻し、健康的な日々を送りたい方はぜひ参考にしてみてください。
ストレートネックとは?
ストレートネックとは、本来アーチを描いている首の骨がまっすぐに伸びている状態のことを指します。
横から見ると頭の位置が肩よりもかなり前方に出ており、肩こりや腰痛、ひどいと吐き気やめまいを感じる方もいます。スマホの見過ぎや、同じ姿勢を長時間とっていることが主な原因として考えられます。
ストレートネックになる原因
ストレートネックになる原因はさまざまですが、特に以下の三つが考えられます。
- 姿勢が悪い
- 筋力が不足している
- 枕が合っていない
姿勢が悪い
スマホの使い過ぎや長時間のデスクワークでは、顔をうつむかせる時間が長いため姿勢が悪くなりやすいです。その状態が長時間続くと、悪い姿勢のまま骨や筋肉が固まってしまいます。
筋力が不足している
正しい姿勢が取れていないと本来使用すべき筋肉の使用頻度が下がり、筋力は衰えてしまいます。筋力が衰えると、正しい姿勢をとりづらくなり、結果どんどん悪い姿勢になっていく悪循環を起こすでしょう。
運動の習慣があまりない方や、長時間のデスクワークが多い方は、適度な筋トレや運動が大切です。
枕が合っていない
睡眠はおおよそ一日の3分の1を占めるため、自身に合わない枕の使用は首や肩に長時間の負担をかけ、ストレートネックを引き起こす可能性が高くなります。高さや固さの合わない枕の使用はなるべく避けるようにしましょう。
一般的には、自身の首の深さ+2㎝の高さの枕が最適だと言われますが、個人差があるため実際に体験して選ぶようにしてください。
ストレートネックの症状
ストレートネックは、以下の症状を引き起こす可能性があります。
- 肩こり
- 腰痛
- 老化
- ヘルニア
- 視力低下
- 吐き気
- 慢性疲労
頭部が肩よりも前にでているため、背中側の筋肉を必要以上にこわばらせてしまい、肩や腰付近に症状がよく出ます。ひどい場合は血液循環に支障をきたし、めまいや吐き気、慢性的な疲労を感じる場合もあります。
骨盤の歪みや全身の筋肉バランスを崩すなど、その他にも心身にさまざまな悪影響を及ぼす可能性があるので、早めの対策が必要でしょう。
正しい姿勢のチェック
自分がストレートネックかどうか、または症状の程度はどれくらいなのかをチェックし、適切な対処法を考えます。以下の手順に従って自身の姿勢を確かめてみましょう。
- 背中を壁に向けて立つ
- かかとを壁にあてる
- お尻、肩の順に壁にくっつける
この時、自然と後頭部が壁にあたらない方はストレートネックの疑いがあります。意識的に後頭部を壁に付けられる場合はまだ軽症ですが、意識しても後頭部が付かない、もしくは力をかなり使う場合は早めに対処する必要があるでしょう。
ストレートネックの対処法
ここでは、ストレートネックの対処法を紹介します。現状ではあまり症状が出ていない方も、予防になるので実践してみるのをおすすめします。
- 筋構造を理解する
- マッサージ
- ストレッチ
- 正しい姿勢を維持する
- 器具を使用する
- 整体やストレッチ店を利用する
筋構造の理解
ストレートネックの対処法を解説する前に、まずは首周りの筋肉の構造について説明します。どの筋肉がストレートネックに関わっているのかを知ることで、適切な対処法を検討できます。
- 胸鎖乳突筋
- 後頭下筋群
- 斜角筋群
胸鎖乳突筋
胸鎖乳突筋は耳の後ろ部分から鎖骨の内側にかけて伸びている太い筋肉で、首を支えるだけでなく、呼吸にも関係する筋肉です。こり固まると頭部を前方に引っ張ってしまい、猫背やストレートネックを引き起こします。
後頭下筋群
後頭下筋群は後頭部の下部から首にかけて伸びている筋群で、インナーマッスルのように深層部にある小さな筋肉の集まりです。頭と首を支える役割を果たし、使い過ぎると疲労感や頭痛などの症状を起こします。
斜角筋群
斜角筋は首の側面についている筋肉で、首の曲げ伸ばしに使われます。腕まで伸びている筋肉なので、斜角筋群が緊張すると、腕のしびれやだるさを感じやすくなります。
マッサージ
悪い姿勢のまま長時間過ごすと筋肉はこり固まり、自然な状態に戻りにくくなります。まずは、ストレートネックの原因となる筋肉をほぐしましょう。先ほど紹介した筋肉に指を当てて上下左右に動かすことで、筋肉が自然な長さにほぐれて、正しい姿勢が取りやすくなります。
痛みを感じない程度に一日に5〜10分のマッサージを3セット程度行うようにしましょう。
ストレッチ
ストレッチはマッサージでほぐすことのできない深層部の筋肉をリラックスさせることができます。
首周りの筋肉を前後左右に伸ばしましょう。肩回りや肩甲骨周りはタオルを使うと伸ばしにくい筋肉もストレッチすることができます。
筋力トレーニング
本来使用すべき筋肉に刺激を入れることで、正しい姿勢を保ちやすくします。先述した筋肉を中心にトレーニングを行いましょう。
過度な運動は首を痛める可能性や、筋肉を固くしてしまう可能性があるため、やり過ぎには注意してください。
マッサージ、ストレッチ、筋トレをまとめた動画がこちらです。正しい方法で行わないと筋肉を痛めてしまう可能性もあるので、動画を見ながら実践してみましょう。
正しい姿勢の維持
毎日マッサージやストレッチをしても、普段の姿勢を直さなければ根本的な解決にはなりません。常に意識することは難しいので、昼食後の1時間や思い出すたびに10秒意識するなど、自分なりのルールを決めて実践してみてください。
器具
かなり重症な場合は病院や市販で購入できる固定具を使用するのも手段の一つです。日常生活はしづらくなりますが、どうしても1人では改善が難しいという方は器具の利用を検討しても良いでしょう。
整体やストレッチ店の利用
整体やストレッチ店では専門家の治療を受けられるため、費用と時間に余裕のある方は検討してみてください。電気マッサージやストレッチを行ってくれて、一人では行えない施術を受けることができます。
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