トレーニング
2022.08.31
腹筋が割れない?安心してください、あなたの腹筋は割れています。
もくじ
くっきりと割れたシックスパック、キレイに入った縦ライン、ダイエットやトレーニングをしている方なら誰しも一度は憧れたことがありませんか?
「憧れてはいるけどトレーニングをしても全然割れない」
そんな悩みを抱えている人はあなただけではありません。
今回のコラムでは、腹筋を割るために必要な知識とやり方を解説します。
美しいシックスパックを手に入れ自信に満ち溢れた日々を送りましょう。
安心してくださいあなたの腹筋は割れています
安心してください、人間なら誰しも腹筋は割れています。あなたも例外ではありません。
では一体どうしてシックスパックが見えないのか、まずは腹筋の構造を理解しましょう。
筋肉の構造を理解することで、あなたの腹筋がどうして見えないのか、どうすれば見えるのかが考えやすくなります。
腹筋の構造を理解する
腹筋は、主に腹直筋と腹斜筋の二つの筋肉、白線と腱画の二つの組織から構成されています。
それぞれの特徴を確認していきましょう。
腹直筋
腹直筋はいわゆるシックスパックと呼ばれている部位で、胸の下から脚の付け根にかけて伸びている筋肉です。
上半身を支える筋肉で、歩くときも座っているときも使用される部位です。
トレーニングをすることでサイズは大きくなりますが、何気ない動作で常に使用されているので誰でもある程度は発達しています。
腹斜筋
腹斜筋は腹直筋の外側の横腹あたりにある筋肉です。
コルセットのような役割でウエストを巻いているので、鍛えることで引き締まったお腹にするためには欠かせません。
腹直筋よりも使用頻度は少ないので特別なトレーニングをすることで鍛えることができます。
白線
白線はみぞおちあたりからおへそにかけて伸びているひものような組織です。
女性アスリートやモデルのお腹によくみられる縦に入った線は、白線が関係しています。
筋肉とは異なり鍛えることのできない部位です。
腱画
腱画は白線と垂直に交わっている腱で、腹筋を横断するようについています。
腱は筋肉と骨をくっつける役割を持っていて、かかととふくらはぎの筋肉をつなげているアキレス腱などでよく知られています。
腹筋にある腱画は横に走っている組織なので、シックスパックに関係しています。
腱画も白線と同様に鍛えることは不可能で、位置や形が生まれつき決まっています。そのため,
シックスパックの人がエイトパックにすることは理論上できません。
腹筋が割れている理由
腹筋が割れて見える原理は、チャーシューのようなひもで縛られた塊肉をイメージしてもらえるとわかりやすいです。
お腹周りの筋肉が白線と腱画により縛られているような状態で、抑えられていない部分が表面に出ることで割れた腹筋が見えてきます。
そのため、腹筋は「割れている」ではなく「割れているように見える」が正しい表現でしょう。
腹筋は”割れる”のではなく”見える”
腹筋を割る努力ではなく、見えるようにするための工夫をしてあげることで、簡単に理想のお腹を手に入れることができるでしょう。
見えない原因と対処方法を考えていきます。
どうして見えないのか?
腹筋が見えない主な原因は、体脂肪率と腹筋のサイズが関係しています。
どちらも相互に影響し合っていて、腹筋には欠かせない要素なのでしっかり押さえておきましょう。
体脂肪率
個人差はありますが男性であれば10%、女性なら20%を下回ると腹筋は表面に出てくるでしょう。
脂肪は筋肉の外側についているので、皮下脂肪が多いとどれだけ腹筋のトレーニングをしていても見えません。
特別なトレーニングをしていなくても、脂肪を減らすことで腹筋は見えるようになるといっても過言でないほど、体脂肪率の減少は重要です。
腹筋のサイズ
わざわざ鍛えなくても腹筋は割れているとお伝えしましたが、できることならトレーニングすることをおすすめします。
トレーニングを行い筋肉量を増やすことで表面に浮き出やすくなり、腹筋が見えやすくなります。
特に遺伝的に筋肉が小さい方やあまりにも運動をしていない方は腹筋のサイズが小さいため、体脂肪率を大幅に減らす必要がありまが、
腹筋のサイズが大きくなればなるほど厳しい食事制限を行う必要もなくなります。
体脂肪率を減らす方法
体脂肪率は脂肪の量と筋肉の量で計算されるため、筋肉をつけながら脂肪を落とす食事を心掛け、習慣的に運動をするようにしましょう。
筋肉をつけ体脂肪を落とす食事
タンパク質
ダイエットをする際に気を付けるポイントは、筋肉の栄養源であるタンパク質の摂取量を減らさないことです。
カロリーばかりを意識してタンパク質の摂取を疎かにすると、体重は減りますが同時に筋肉が減ってしまい体脂肪率は変化しにくいです。
少なくとも1日あたり体重×1g以上のタンパク質を摂取するよう心掛けてください。
食事から摂るのが難しければプロテインドリンクを飲んでも良いでしょう。
脂質
脂質はカロリーが高く脂肪になりやすいので、腹筋を見えにくくしてしまいます。
1gあたりのエネルギー量もタンパク質と糖質に比べて二倍以上なので、一日に摂取する量を管理し、摂り過ぎないように気を付けましょう。
糖質
最近は炭水化物制限ダイエットが流行っていますが、糖質は人間の身体活動には欠かせない栄養素です。
過度な摂取で脂肪として蓄えられることはありますが、日常で摂り過ぎることは少ないのであまり気にしなくても問題ありません。
特に運動を行う方は、エネルギー源の糖質を減らし過ぎないようにしましょう。
腹筋を見えるようにするためのトレーニング
腹筋を割るためには体脂肪率の減少が重要で、お腹周りに特別大きな負荷をかける必要はありません。
効果的なトレーニングとエクササイズを3つ紹介します。
HIIT
腹筋を見えるようにするためのトレーニングはHIIT(High Intensity Interval Training)が一番おすすめです。
HIITは有酸素運動と無酸素運動を組み合わせた運動で、筋肉をつけながら脂肪燃焼ができる効率の良いトレーニング方法です。
腹筋を鍛えながらお腹周りの脂肪を落とすことができるので、効率よくトレーニングすることができます。
より詳しくHIITの効果や方法が知りたい方はこの記事を参考にしてください。
ヨガ
ヨガはゆったりとした動きが多く楽そうに見えますが、バランスをキープするために体幹を使うことが多く腹筋トレーニングには適しています。
複雑な姿勢で全身のストレッチをすることができ、血行促進効果による基礎代謝アップも期待できます。
HIITとヨガは、YouTube上にトレーニング動画がたくさんあるので、ジムに行っていない運動初心者の方でも行える点がメリットです。
キックボクシング
キックボクシングも有酸素運動と無酸素運動を組み合わせたスポーツで、カロリー消費量がかなり高い効果的な運動です。
単調な腹筋運動とは異なり、メニューやコースが豊富なので楽しさを感じながら運動できます。
トレーナーや仲間のサポートのもとで運動ができるのでモチベーションの維持にもつながり、継続して運動を続けられるでしょう。
キックボクシングのダイエット効果をより知りたい方はこちらの記事を確認してみてください。
美しい腹筋で自信に満ち溢れた日々を
今回は、腹を割りたいけど割れなくて悩んでいる方へ向けて、対処法と効果的なトレーニングを消化しいました。
適切な知識を持つことで、無駄を省き効率よく目標を達成することができます。
今すぐ行動を始め、理想の腹筋を手に入れましょう!