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2024.02.28
プロテインは何歳から飲める?子どもの成長への影響と活用例
もくじ
子どもの体のためにプロテインの活用を考えているものの、「プロテインって子どもが飲んでもいいの?」「何歳から飲めるの?」とお悩みではありませんか。
また、プロテインを飲むと筋肉がついて背が伸びないといった噂を見聞きし、不安を感じてしまうこともあるでしょう。
この記事では、子どもでもプロテインが飲めるの?という疑問にお答えするとともに、プロテインの影響、活用方法についてもまとめています。
プロテインは何歳から飲める?
まず結論からお伝えすると、プロテインはあくまで栄養補助食品のため、何歳から飲めるといった制限はありません。
プロテインの主成分であるたんぱく質は牛乳や大豆由来のものなので、子どもが飲んでも大丈夫です。
むしろプロテインは、たんぱく質だけでなくビタミンやミネラルも補えるため、成長期の子どもにおすすめできます。
ただし、必要以上に摂取すると栄養バランスが崩れてしまうため、普段の食事で不足している分を補う目的で取り入れるのがよいでしょう。
子ども用のジュニアプロテインのほか、大人用の商品を選んでも問題ありませんが、摂取量が多くならないように調節する必要があります。
プロテインを飲むと背が伸びないって本当?
「プロテインを飲むと筋肉がついて背が伸びなくなる」という話を聞いたことがあるかもしれませんが、特定の食品が身長に大きな影響を与えることはありません。
プロテインが成長を止めるような心配はないものの、関節に負荷がかかるハードなトレーニングや、栄養不足によって身長が伸びないことはあるでしょう。
そもそも、プロテインを飲んだだけで筋肉がつくということはないので、安心して活用してください。
普段の食事だけでは必要な栄養が足りていない可能性がある場合は、プロテインで補うのが効果的です。
子どものプロテイン活用例
プロテインは、あくまでも普段の食事の補助的に使用するものとして取り入れるのがおすすめです。
また、スポーツジュニアの栄養補給や、不足しがちなたんぱく質の補給のために活用することで子どもの成長を支えます。
偏食対策に
子どもが偏食で、1日に必要な栄養素が十分に摂取できていない場合はプロテインを取り入れて栄養を補うのがおすすめです。
偏食によってメニューが糖質に偏ってしまう、たんぱく質が足りないなどというときに便利です。
また、牛乳が嫌いな子でも水で溶かして飲めるうえ、さまざまなフレーバーがあるので好みの味が見つかるでしょう。
好き嫌いが多くて、きちんと栄養が摂れていない場合には、ぜひプロテインを取り入れてみてください。
スポーツをするエネルギーに
スポーツをしている小中学生や高校生にもプロテインはおすすめです。
運動は多くのエネルギーを必要としますが、代謝の良い子どもはあっという間にエネルギーを消費してしまいます。
エネルギーが足りないと、学校での勉強に集中できなかったり、体が動きにくくなったりするためプロテインで栄養補給するとよいでしょう。
ただし、こまめに軽食をとったり、食事で十分な栄養が確保できたりしていれば必要ありません。
食事の栄養補助に
「朝は子どもの食が細い」「しっかり栄養を考えた食事が作れない」といったときにもプロテインが活躍します。
1日に必要な栄養素やカロリーを、毎日しっかり食事で摂るのは大変なことです。
たんぱく質が足りなかったり、料理の品数が少なくて栄養が偏ったりしているような場合には、プロテインを取り入れ、栄養バランスを整えるのもよいでしょう。
ただし、過剰摂取は体に負担がかかってしまうので、栄養過多にならないよう気をつけてください。
プロテインの種類
プロテインには主に3つの種類があり、それぞれ特徴が異なるので確認しておきましょう。
ホエイプロテイン
牛乳由来の動物性たんぱく質で、消化吸収のスピードが早く、運動後の速やかな栄養補給に適しています。
プロテインは粉を水に溶かして摂取しますが、ホエイプロテインは特に水に溶けやすいので、溶け残りの粉っぽさが気になる人に向いているでしょう。
味は、クセがなく飲みやすいので、子どもでも飲みやすいのが特徴です。
カゼインプロテイン
カゼインプロテインは、牛乳由来の不溶性固形成分で、ホエイプロテインにくらべて消化吸収のスピードが遅いため、効果が長続きします。
ただし、カゼインプロテイン単体で売られている商品は少なく、ホエイプロテインに配合されていることがほとんどです。
カゼインプロテインを取り入れたい場合は、原材料欄を確認し、カゼインが含まれる商品かどうかを確認しましょう。
ソイプロテイン
大豆由来の植物性プロテインで、ホエイプロテインにくらべると消化吸収のスピードがゆるやかなのが特徴です。
低カロリーなので取り入れやすく、牛乳が苦手、牛乳を飲むとお腹を壊すという子にも適しています。
ただし、ソイプロテインは多少クセがあり、商品によっては苦みを感じることもあるので、飲みにくいと感じる人もいるかもしれません。
このほか、植物性のプロテインには「玄米プロテイン」「えんどう豆プロテイン」などがあるので、好みや体質に合わせて選ぶとよいでしょう。
ジュニアプロテインは大人用と違う?
大人向けのプロテインは、ワークアウトの効果を高め、筋肉をつけるために用いられますが、子ども用のプロテインは成長に必要な栄養素が多く含まれるのが特徴です。
たんぱく質だけでなく、ビタミンやミネラル、カルシウムなどが入っているので、成長期の栄養補給に最適です。
大人用プロテインを活用しても問題ありませんが、成人の摂取量に合わせて作られているので、子どもにはたんぱく質の量が多い場合があり、適宜調節する必要があります。
その点、子ども用に作られたジュニアプロテインであれば、細かく調節しなくてもよいので使いやすいでしょう。
ジュニアプロテインの選び方
ジュニアプロテインにはさまざまな種類があるので、味や成分などを基準に、取り入れやすいものを選ぶとよいでしょう。
味で選ぶ
ジュニアプロテインには、以下のようにさまざまなフレーバーがありますが、好みの味でなければ続かないため、子どもと相談して選ぶのがおすすめです。
- チョコレート
- ココア
- いちご
- バナナ
- マスカット
- ヨーグルト
定番のチョコやココア味は飲みやすく、ホットドリンクにするといったアレンジも可能です。
また、ミルク系の味が苦手な場合には、いちごやバナナなどのフルーツ味がおすすめで、さっぱりしているためスポーツ後の栄養補給にも取り入れやすいでしょう。
成分で選ぶ
子どもの体に入るものは、しっかり成分も確認しておきたいところです。
ジュニアプロテインは、カルシウムが多く含まれるものや、人工甘味料が不使用のものなど、商品によって成分に違いがあります。
たんぱく質の種類も、動物性由来か植物性由来かを選ぶことができるので、子どもの好みや体質によって選んでください。
プロテインバーも選択肢に入れる
プロテインを飲むのが苦手、味が苦手、というお子さんにはプロテインバーがおすすめです。
おやつや補食として取り入れれば、手軽に栄養を補給することが可能で、ナッツやドライフルーツ入りなど選択肢も多いので、きっと好みのものが見つかるでしょう。
ジュニア用のプロテインバーもありますが、市販されているものはほとんどが大人用のため、栄養過多にならないよう調節が必要です。
子どもの成長にプロテインを上手に使おう
プロテインは、牛乳や大豆たんぱく質が主成分の食品のため、子どもでも摂取することが可能で、成長期の子どもの栄養補助食品として活用できるでしょう。
大人用のプロテインを飲んでも問題ありませんが、成人に適した成分の割合になっているので、子どもが飲む場合は栄養過多にならないよう調節が必要です。
子どもが取り入れる場合は、カルシウムやビタミンを豊富に含むジュニアプロテインのほか、手軽に食べられるプロテインバーなどがおすすめです。