もしかしてオーバートレーニング?こんな症状に注意!

オーバートレーニングとは?

スポーツやトレーニングによる肉体的・精神的な疲れが積み重なり、常に疲労を感じる状態になってしまうことを「オーバートレーニング症候群」と呼びます。

トレーニング後の栄養補給や休養が足りていなかったり、疲労が回復しきっていないうちに体に負荷をかけたりすることで発症します。

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筋トレ女子

向上心が高い人ほど要注意!

「もっと頑張らなきゃ!」という気持ちが先走ってしまい、気づかないうちに疲労が蓄積していってしまいます。

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筋トレ男子

似た言葉に「オーバーワーク」がありますが、こちらは「一気に激しい運動を行うことで一時的に激しく疲労が起こること」を指します。

オーバートレーニング症候群チェックリスト

症状①軽いトレーニングでも疲れる

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負荷の大きいトレーニングで疲労を感じるのは当然のこと。
しかしオーバートレーニング状態に陥ると、負荷の小さいトレーニングでも異常なほど疲れを感じるように。体が思うように動かなくなり、パフォーマンスも低下します。

さらに悪化すると、日常生活の何気ない動作でも疲れやすくなってしまいます。

症状②パンプアップが起こらない

激しいトレーニングを行ったあとは筋肉に送られる血液の量が増え、筋肉が一時的に膨らむ「パンプアップ」という現象が起こります。
しかしオーバートレーニングによって疲労が溜まった状態では、このパンプアップが起こりにくくなります。

症状③原因不明の痛みがある

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私たちの身体は普段、鎮痛作用のあるオピオイドという脳内物質のおかげで多少の痛みは無視できるようになっています。
しかしオーバートレーニング状態に陥り体に強いストレスがかかると、オピオイドの分泌量が減って普段感じない痛みまで感じるようになってしまいます。

ケガもしていないのに痛みがある場合、オーバートレーニングの可能性も疑いましょう。

症状④モチベーションが上がらずトレーニングが続かない

オーバートレーニング症候群には疲労感のほかに、気分が落ち込んだり集中力が落ちたりといった精神的な症状が伴います。

トレーニングに対してなかなかモチベーションが上がらない場合は、トレーニングの強度や運動量が適切かどうか一度見直してみましょう。

オーバートレーニングに陥ってしまったら?

オーバートレーニング解消法①トレーニングを控えて体を休める

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オーバートレーニングは疲労が蓄積して起こるものなので、とにかく体を休めて疲れをとることが一番の治療法。
症状が重くなると回復にかかる時間も長くなるため、「オーバートレーニングかも?」と思ったら早めに休養をとりましょう。

オーバートレーニング解消法②バランスの良い食事をとる

効率よく疲労回復するためには栄養補給も大事です。特にビタミンB群・ビタミンCを多く含む食品を摂りましょう。

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筋トレ女子

ビタミンB群を多く含む食品は豚肉やレバー、かつお、まぐろ、バナナなど。ビタミンCは赤ピーマンやブロッコリー、キウイフルーツなどに多く含まれています。

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筋トレ男子

ビタミンB群やビタミンCは熱に弱く水に溶けやすいため、味噌汁やスープなどで摂取するのがおすすめ!