【限界に挑戦】28歳登山ビギナーが屋久島をたった2日間で縦走してきたレポ

屋久島縦走!白谷運水郷・縄文杉・宮之浦岳一筆書きトレッキング

名古屋エリアに住む男性ライターが屋久島・宮之浦岳縦走レポートをお届けします。

今回のライター

  • 名古屋市在住
  • 旅行代理店サラリーマン
  • 趣味:トレイルランニング

絶景を背景に寝転ぶ男性
こんにちは!運営チームのKです。

今回は、日本最南端の百名山「宮之浦岳」トレッキングに挑戦してきました。

宮之浦岳がある屋久島は「366日雨が降る島」と例えられるほど年間降水量が多く、樹齢2,000年の縄文杉はもちろん、水が滴る苔むす森「白谷運水郷」が有名です。
また、人口2万人、猿2万匹、鹿2万匹が共生しており、道端で猿が毛づくろいしている姿が見られます。
屋久島の野生の猿
動物注意の看板

屋久島縦走レポート-全日程-

1日目

  • 11:00白谷雲水郷入口
  • -12:40辻峠
  • -13:00太鼓岩
  • -13:20辻峠
  • -14:00楠川分れ
  • -16:00ウィルソン株
  • -17:50縄文杉
  • -19:00新高塚小屋

2日目

  • 4:00-5:15第二展望台
  • -7:30宮之浦岳
  • -8:00くりお岳
  • -10:50花之江河
  • -12:20淀川小屋
  • -13:40淀川登山口
  • -14:15紀元杉

※屋久島についたその日に入山、翌日の夕方に下山スケジュールを組んでいたため、体力的にも難易度が高い白谷雲水郷→縄文杉→淀川登山口のコースを選択しました。
スケジュールに余裕がある人は、淀川登山口→縄文杉→白谷雲水郷のコースをおすすめします。つり橋を歩く人の後ろ姿

-持ち物-

  • ザック・ザックカバー
  • 登山靴
  • レインコート
  • ヘッドランプ
  • 地図
  • ライター
  • 保険証
  • 飲料
  • 携帯トイレ
  • バンドエイド
  • タオル
  • 防寒着
  • グローブ
  • ストック(トレッキングポール)
  • 非常食
  • 虫よけスプレー

※時期が7月だったこともあり、日中は暑く汗をかき続ける状態でしたが夜の山小屋では標高が高いこともあり15度くらいまで冷え込みました。それぞれの気温に対応する装備は必須です。

また、道中に自販機なんてものは無く基本的に湧き水を汲んで水分補給することになります。
ペットボトルに水をくむ人の手ただ水をたくさん飲んでも全て汗で出て行ったため一回も用を足すことはありませんでした。

大のほうは基本トイレが無いので、港近くにあるお店で携帯トイレを買っておきましょう。
宮之浦港

屋久島・宮之浦岳一筆書きへ出発!

セントレア空港からジェットスター(LCC)で鹿児島へ!
と思ったら桜島の降灰でジェットスターが(LCC)が飛ばず……

ANAは飛んでいたので人生ではじめて飛行機の当日券(35,000円)をカウンターのお姉さんから買い無事に飛び立つ。
LCCなんてもう乗らないと思った。

夕方についたので、薩摩焼酎をやりに呑み屋へ。
黒豚をつまみに現地の人たちと戯れる。

例によってお金がないのでネットカフェで就寝。

屋久島・宮之浦岳一筆書き!1日目

07:45鹿児島発→09:45屋久島宮之浦港着の高速船トッピーに乗る。
まあ縦に揺れる。少しでも乗り物酔いをする人は、必ず酔うと思うので注意。

宮之浦港に向かう高速船トッピー

はじめまして屋久島!宮之浦港についてまずは物資補給。
携帯トイレや携行食、水分を買い込む。

宮之浦港からバスで白谷雲水郷入口に移動。
まあ横に揺れる。少しでも乗り物酔いをする人は、必ず酔うと思うので注意。

屋久島でまさかの晴天に恵まれ白谷雲水郷の苔むす森と絶景の太鼓岩を満喫!
苔むす森の景色

苔むす森で出会った切り株屋久島のトロッコ道その後トロッコ道をひたすら歩き縄文杉へ。

縄文杉についた頃には満身創痍すぎて、樹齢2,000年を目にして何も感じることはなかった。
普通は早朝に出発した組がお昼につき長い列を成しているようだが、自分はお昼入山で夕方についたため誰もいなかった。
今思えば縄文杉と自分一人の空間は贅沢この上なかったと思う。

屋久島の縄文杉

屋久島初日の寝床「新高塚小屋」に到着。「新」がついているだけに色々期待したが、ただ木でできた小屋だった。木という素材以外なにもなく、木の上で寝た。

屋久島・宮之浦岳一筆書き!2日目

03:30起床
寒すぎてすぐに出発、歩いて体を温める。
屋久島登山道の雲海 宮之浦岳から見える景色

第二展望台でご来光を拝み、08:00に宮之浦岳登頂!富士山に続き2座目の百名山登頂。
宮之浦岳山頂から見る青空

登頂したからにはあとは下りと思うが、宮浦岳は連峰なので登ったり下ったりを繰り返す。
13:40淀川登山口に着く頃には足の筋肉は全て使い果たして、骨と関節だけで歩いていた。

屋久島・宮之浦岳一筆書き!-感想-

冒険、挑戦、景色、非日常、死にそう、そして飛ばないLCC……。
どれをとっても忘れられない思い出になった。

縦走自体は辛かったけど、今ではまた行きたいと思う。

-おまけ-

帰りに鹿児島で食べた天文館むじゃきの氷菓白くまは美味しかった。

天文館むじゃきの白くま